新規事業にコンサル会社は必要?コンサル導入の利点とおすすめの企業を紹介

新規事業の立ち上げや改善に悩む中小企業の経営者や担当者にとって、コンサルティングの活用は重要な選択肢となります。新しいビジネスの始動には、独自の課題やリスクが伴いますが、適切なコンサルタントを選ぶことで、成功への道筋を見つけやすくなりますしかし、コンサルティングの役割や費用、選び方について正確に理解している方は少ないかもしれません。この記事では、新規事業のコンサルティングとは何か、その費用相場や活用するメリット、選ぶ際の注意点などを詳しく解説します

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<目次>

  1. 新規事業のコンサルとは?費用相場は?
    1. 新規事業のコンサルティングの役割
    2. 新規事業のコンサルティング費用の相場
  2. 新規事業でコンサルタントを活用するメリット
    1. 新しい視点を取り入れることができる
    2. ノウハウや知見を取得できる
    3. 社内資源の効率化を図れる
  3. コンサルを導入する上で失敗しないための注意点
    1. 自社の経営方針に合わない場合がある
    2. 費用対効果をしっかりと考慮する
    3. コンサルではなくフランチャイズに加盟する方が良い場合がある
  4. コンサルティング企業を選ぶ際のポイント
    1. 過去の実績・事例の確認
    2. コンサル企業の得意な業界の確認
    3. コンサルティング費用の確認
  5. 新規事業のコンサルティングが得意な企業
    1. リブ・コンサルティング
    2. アスタミューゼ
    3. デロイトトーマツベンチャーサポート
    4. ドリームインキュベータ
    5. グローカル
  6. まとめ

新規事業のコンサルとは?費用相場は?

相場

新規事業の専門知識を持つコンサルタントの支援を受けることで、事業立ち上げのリスクを最小限に抑え、成功の可能性を高めることができます。しかし、コンサルティングにはどのような役割があり、費用はどの程度かかるのでしょうか?ここでは、新規事業のコンサルティングの基本的な役割とその費用相場について詳しく解説していきます。

 

新規事業のコンサルティングの役割

新規事業のコンサルティングは、企業が新しいビジネスを立ち上げる際に専門的な支援を行うサービスです。コンサルタントは、事業計画の策定や市場調査、競合分析、リスク管理など、多岐にわたる役割を担います。特に、企業が未経験の分野に進出する場合、専門的な知識や実践的なノウハウが欠かせません。コンサルティングを利用することで、これらの不足を補い、事業成功の可能性を高めることができます

また、コンサルタントは、事業計画の立案から実行支援まで一貫したサポートを提供します。これにより、企業内のリソースを有効活用しながら、プロジェクトの進行を効率化することが可能です。新規事業の成功に向けて、戦略の立案と実行を両立させることが重要であり、コンサルティングの役割はますます重要になっています。

 

新規事業のコンサルティング費用の相場

新規事業コンサルティングの費用は、サービス内容やプロジェクトの規模、期間によって異なります。一般的には、以下のような料金体系があります。

  1. 時間単価制 1時間あたり1万〜3万円程度が相場です。この料金体系は、短期間のプロジェクトや特定の問題解決を目的としたスポットコンサルティングに適しています。
  2. 固定価格制 プロジェクト全体に対する料金で、100万〜300万円程度が一般的です。プロジェクトの規模や期間が長い場合や、包括的な支援を求める場合に適用されます。
  3. 成功報酬制 事業の成果に応じて報酬を支払う方式です。この場合、初期費用を抑えることができるため、リスクを減らしたい企業に向いていますが、成果の定義や評価が明確である必要があります。

費用はプロジェクトの複雑さや期間によって異なるため、コンサルティング会社と事前に詳細な打ち合わせを行い、自社のニーズに最適なプランを選ぶことが重要です。また、複数のコンサルティング会社から見積もりを取り、比較検討することも、費用を抑える有効な方法です

新規事業の立ち上げを検討している企業や既存の事業がうまくいかず改善を模索している企業にとって、コンサルティングの導入は非常に有益です。専門的な知見を活用し、事業の成功を目指しましょう。

 

新規事業でコンサルタントを活用するメリット

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新規事業でコンサルタントを活用すれば、新しい視点や専門知識を取り入れたり、効率よく事業を進めることできたり、様々なメリットがあります。ここでは、コンサルタントを活用することで得られる具体的なメリットについて説明します。

 

新しい視点を取り入れることができる

新規事業を立ち上げる際、社内だけの視点に頼ると、どうしても視野が狭くなりがちです。同じ業界での経験や過去の成功体験にとらわれてしまい、新たなアイデアや革新的な方法を見逃してしまうことがあります。ここで役立つのがコンサルタントの「新しい視点」です。

コンサルタントは多様な業界での経験と知見を持ち、外部の立場から企業を客観的に見ることができます。これにより、れまで考えもしなかったようなアプローチや戦略を提案してくれることがありますたとえば、競合他社がまだ手をつけていない市場の開拓や、新しい技術の導入など、社内では見落としがちな成長機会を見つけ出すことが可能です。

 

ノウハウや知見を取得できる

新規事業の立ち上げには、計画策定から実行に至るまで、多くのノウハウと専門知識が必要です。自社にそのような経験が少ない場合、事業の進行に支障をきたすことがあります。そこで、新規事業に特化したコンサルタントを活用することで、その豊富な経験と知見を取り入れることができます

コンサルタントは、過去のプロジェクトで培った成功事例や失敗経験をもとに、適切なアドバイスや指導を行います。これにより、自社だけでは得られない深い洞察や実践的なノウハウを学ぶことができ、新規事業をより効果的に進めることができます。例えば、市場調査の方法論、リスク管理の手法、効果的なマーケティング戦略など、多岐にわたる知識を得ることができます。

 

社内資源の効率化を図れる

新規事業を社内リソースだけで進める場合、多くの時間と労力が必要となり、結果的に既存の事業や業務に影響が出ることがあります。特に、人員が限られている中小企業では、新規事業に注力することで他の業務が滞るリスクが高まります。ここでコンサルタントを活用することで、社内資源の効率化が図れます

コンサルタントは専門的な知識を活かして、必要な部分だけをサポートすることが可能です。これにより、企業は自社のリソースを無駄なく配置し、効率的に事業を進めることができます。また、外部のコンサルタントに業務の一部を委託することで、従業員は自分たちの強みに集中でき、結果的に全体のパフォーマンスが向上する効果も期待できます。

コンサルタントの活用は、新規事業の成功を目指す企業にとって、多くのメリットをもたらします。新しい視点や専門的なノウハウを取り入れることで、事業の進行を加速させるだけでなく、社内資源を最大限に活用することが可能です。これから新規事業を検討している企業は、ぜひコンサルタントの導入を考えてみてください。

 

コンサルを導入する上で失敗しないための注意点

注意

コンサルタントの導入は新規事業の成功を後押しする有効な手段ですが、すべてのケースで適切な選択とは限りません。自社の経営方針に合わない提案やコスト面での負担が発生することもあります。ここでは、コンサル導入時に失敗しないための注意点を解説し、自社にとって最適な選択を見極める方法をご紹介します

 

自社の経営方針に合わない場合がある

コンサルタントを導入する際には、自社の経営方針とコンサルタントの提案が合わない場合があります。コンサルタントはデータに基づいた提案を行いますが、必ずしも自社の理念や戦略と一致するとは限りません例えば、経営陣がリスクを避けたいと考えているのに対し、コンサルタントが攻めの戦略を提案する場合など、判断が難しくなることがあります。

このような齟齬を避けるためには、コンサルタントと事前にしっかりとコミュニケーションを取り、自社の経営方針やビジョンを共有しておくことが重要です。コンサルタントの意見を取り入れる一方で、最終的な決定は自社で行うという意識を持つことが、成功への鍵となります。

 

費用対効果をしっかりと考慮する

コンサルティングの導入には、多額の費用がかかることが少なくありません。契約内容やプロジェクトの規模によっては、数百万円から数千万円の費用が発生することもあります。これらのコストが本当に自社の利益に見合ったものなのか、費用対効果をしっかりと考慮する必要があります

コンサルタントに依頼する際には、まず自社が求める成果や目標を明確に設定し、それに見合った費用であるかどうかを検討することが重要です。また、複数のコンサルティング会社から見積もりを取り、サービス内容や価格を比較することも、費用対効果を高めるための一つの方法です。

 

コンサルではなくフランチャイズに加盟する方が良い場合がある

新規事業を始める際、コンサルタントを導入するのではなく、フランチャイズに加盟する方が効果的な場合もあります。特に、自社で独自に事業を展開するよりも、既に成功しているビジネスモデルを利用した方がリスクを抑えられるケースも多いです

フランチャイズに加盟することで、運営ノウハウやブランド力を活用できるため、短期間で事業を軌道に乗せることが可能です。コンサルタントの支援を受けるべきか、それともフランチャイズに加盟するべきかは、自社のリソースや戦略、事業の性質によって慎重に検討する必要があります。

コンサルティングの導入は、新規事業を成功に導くための強力な手段ですが、その成功にはいくつかの注意点が伴います。自社の方針に沿った適切な選択を行い、しっかりとした準備と費用対効果の分析を行うことで、コンサルタントの活用を最大限に生かすことができるでしょう。

 

コンサルティング企業を選ぶ際のポイント

ポイント

新規事業を成功させるためには、適切なコンサルティング企業の選定が重要です。企業の課題に最適なパートナーを見つけるためには、いくつかの重要なポイントを押さえる必要があります。ここでは、コンサルティング企業を選ぶ際の具体的なポイントについて解説します。

 

過去の実績・事例の確認

コンサルティング企業を選ぶ際、まず確認すべきはその企業の過去の実績や事例です。過去にどのようなプロジェクトを担当し、どのような成果を上げてきたのかを調べることで、その企業の実力や専門性を判断できますたとえば、自社と同じ業界での成功事例が多い企業は、その分野でのノウハウを豊富に持っている可能性が高く、安心して依頼することができるでしょう。また、実績のある企業は、これまでの経験を基にした的確なアドバイスを提供してくれるため、プロジェクトの成功率も高まります。

 

コンサル企業の得意な業界の確認

次に、コンサルティング企業の得意な業界を確認することも重要です。コンサルタントはそれぞれ得意分野が異なり、企業ごとに強みとする業界や領域があります。例えば、ITに特化したコンサルティング企業であれば、最新の技術トレンドやシステム構築に関する知識が豊富です。一方で、製造業に強い企業は、生産効率の向上やサプライチェーン管理に精通しています。自社の事業内容や課題に最も適した得意分野を持つ企業を選ぶことで、より効果的な支援を受けることができます

 

コンサルティング費用の確認

コンサルティングを依頼する際、費用の確認も欠かせません。コンサルティング費用は企業や依頼内容によって大きく異なります。一般的には、時間単価制、プロジェクト単位の固定価格制、成果報酬制など、さまざまな料金体系があります。依頼する内容と予算に応じて、最適な料金体系を選ぶことが重要です。また、見積もりを複数の企業から取得し、費用対効果を比較することもおすすめです費用だけでなく、提供されるサービスの内容やサポート体制も考慮して、コストパフォーマンスの高い企業を選びましょう。

コンサルティング企業の選定は、新規事業の成功を左右する重要な要素です。過去の実績や得意分野、費用などをしっかりと確認し、自社に最適なパートナーを見つけることで、事業の成功に向けた第一歩を踏み出すことができます。

 

新規事業のコンサルティングが得意な企業

大企業

新規事業の立ち上げは、どの企業にとっても大きな挑戦です。不確実な市場や顧客のニーズに対する迅速な対応が求められる中、信頼できるコンサルティングパートナーの存在は、成功への鍵を握る要素となります。ここでは、新規事業のコンサルティングに強みを持つ企業を紹介します。

 

リブ・コンサルティング

リブ・コンサルティングは、ベンチャー企業から大手企業まで幅広いクライアントに新規事業の立ち上げを支援する専門性の高いコンサルティング会社です特に、「カンパニーベース」のアプローチを用いて、クライアント企業の経営全般にわたる支援を提供しています。このアプローチにより、経営者や担当者と密接に連携しながら、新規事業の戦略立案から実行、さらに組織改革までを一貫してサポートします。

リブ・コンサルティングの強みは、実践的かつ具体的な解決策を提示し、新規事業の成功に向けた効果的な支援を行う点です。また、研修やセミナーを通じて経営陣の人材育成にも力を入れており、クライアント企業の持続的な成長を支援します。

 

アスタミューゼ

アスタミューゼは、新規事業創出や技術活用コンサルティングに特化した企業で、世界80カ国の新規事業や新技術に関する膨大なデータを活用しています専門アナリストによるデータ分析をもとに、成長市場や未来を創る技術分野を独自に定義し、それを基にした事業戦略の提案を行います。

また、アスタミューゼはオープンイノベーションの支援に力を入れており、企業の新規事業開発を促進するための各種サービスを提供しています。特に、データドリブンアプローチにより、顧客企業の課題解決に向けた最適な方法を提供することで、企業価値の向上に貢献しています。

 

デロイトトーマツベンチャーサポート

デロイトトーマツベンチャーサポートは、ベンチャー企業から大手企業、官公庁まで幅広い顧客層に対して新規事業のコンサルティングを提供する企業ですベンチャー支援と大企業のイノベーションコンサルティングの二軸で事業を展開しており、特にオープンイノベーションの推進に注力しています。

デロイトトーマツは、ベンチャー企業の事業拡大や資金調達、人材採用支援などを行い、さらに大手企業向けには、新しいビジネスモデルの開発や社内ベンチャーの支援を提供しています。同社の強みは、グローバルなネットワークを活用した支援体制と、ベンチャー企業支援のノウハウを大手企業のイノベーション推進に活用している点です。

 

ドリームインキュベータ

ドリームインキュベータは、戦略コンサルティングとインキュベーションの2つの事業を融合し、新規事業創出を支援する企業です「未来のホンダやソニーを100社創る」という理念の下、大手企業向けのビジネスプロデュース支援やM&A支援を提供しています。

同社の特徴は、多数のプレイヤーを巻き込む技術や政策を駆使した戦略立案と、ベンチャー企業への投資・育成を組み合わせた支援を行うことです。これにより、成長企業への資金提供や成長戦略策定など、多岐にわたる支援を実施し、顧客の事業成功に向けた全面的なサポートを提供します。

 

グローカル

グローカルは、中小企業向けの新規事業コンサルティングに特化した会社です同社は、戦略策定から実行支援までを一気通貫で提供する伴走支援が充実しており、持続可能な体制づくりを効率よく実現するための支援を行っています。

特に、中小企業に向けた事業推進力に自信を持っており、単なるアドバイスにとどまらず、実際の業務遂行を含めた支援を行うことで、顧客の新規事業の成功を強力にサポートしています。顧客のニーズに応じたカスタマイズ支援が得意であり、柔軟かつ実効的なコンサルティングを提供しています。

各企業の特色や強みを理解し、自社に最適なパートナーを見つけることが、新規事業成功の鍵となります。それぞれの企業が提供するサービスを比較し、具体的な課題解決に向けた最適な支援を受けることを検討してみてください。

 

まとめ

まとめ

新規事業のコンサルティングは、企業のビジネス成功を支援するための重要なサービスです。専門的な知識と経験を持つコンサルタントを活用することで、新しい視点の導入や社内資源の効率化を図ることができ、事業の成功確率を高めることが可能です。

コンサルタントを選ぶ際には、過去の実績や得意分野、費用などを十分に比較し、自社に最適なパートナーを見つけることが重要です。また、導入前に自社の経営方針や目標とコンサルタントの提案が一致しているかを確認し、適切なコミュニケーションを行うことが成功の鍵となります。

新規事業を成功に導くためには、適切なコンサルティング企業の選定と準備が不可欠です。これにより、効率的な事業展開が可能となり、企業の成長を加速させることができるでしょう。

 

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この記事の信頼性

BBSインターナショナル株式会社 代表取締役 川口 毅

BBSインターナショナル株式会社

代表取締役

川口 毅

2002年、慶應義塾大学経済学部卒、大手広告代理店に入社。
その後メンタルコーチへのキャリアチェンジを経て、
2013年にNBCインターナショナル(株)に入社、フランチャイズの加盟店開発を専業とする。
2016年、同社取締役就任。2018年に事業部を分社化してBBSインターナショナル(株)を設立し、代表取締役就任。
フランチャイズの展開コンサルティングを主軸とし、フランチャイズ本部構築や、新規ビジネスの資金調達支援も行っている。

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