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【2024年今後流行るビジネス8選!】伸びる業界のポイント3選や衰退している業界などもご紹介
転職を検討している方やこれから起業を考えている方、すでに起業して新しい事業を展開しようと考えている事業主の中には、「どんなビジネスを始めれば良いか分からない」「今後流行る業界の特徴について理解したい」と考えている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、これから伸びる業界のポイントや今後流行る可能性が高い商売・ビジネスについて詳しく紹介します。今後衰退する可能性のある業界についてもお伝えするので、これらの情報を参考に、2024年最新のビジネス情報を正しく把握しておきましょう。
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<目次>
これから伸びる業界のポイント3選
まず把握すべきは、これから伸びる業界に共通するポイントです。特に2020年代に入ってからは数多くの業界に様々な変化が訪れました。
伸びる業界について理解を深めておけば、今後どういった業界が狙い目となるのか見えてきます。下記で紹介する重要な3つのポイントについて、それぞれ詳しく見ていきましょう。
【これから伸びる業界のポイント3選】
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①コロナ禍の変化がプラスに働いている
2020年に入り起こった大きな出来事といえば、「新型コロナウイルスの蔓延」です。世界的に大きな影響を与えた新型コロナウイルスは、日本においても様々な変化をもたらしました。
その中で特に大きいのが生活様式の変化です。代表的なものに、働き方が多様化されリモートワークを導入する企業の増加や、アナログからデジタルへの急速な移行などがあります。人と接触を避けることで起こる巣ごもり需要やステイホームなど、ニューノーマルへの対応も重要なポイントの一つです。
現在では、新型コロナウイルスによって大打撃を受けた業界がある一方で、消毒液やマスクなどの需要増加により医薬品・医療機器メーカーは好調な業績が見込めます。さらに、おうち時間の増加による運動不足解消やマスクによる肌荒れなどから、フィットネスジム業界やスキンケア商品業界も業績が好調です。
②SDGs(持続可能な開発目標)に関係している
「SDGs」とは、簡単にいえば「世界的な課題を解決するための持続可能な開発目標」を指します。2030年までにより良い世界を目指すために掲げられた国際目標で、日本におけるホットワードが「脱炭素」です。
実際に大手自動車メーカーのトヨタでは、2025年の目標として新車のCO2排出量を30%以上削減、2050年にはグローバル新車で平均90%以上の削減目標を公表しました。
このように、ビジネスモデルの転換期として「SDGs」が大きな影響を与えています。これからのビジネスは、利益や流行りだけでなく世界的な視野を持つことも大切です。
③AIなどITトレンドとの親和性がある
まさに現代はIT革命の時代と言っても過言ではなく、ITは様々な分野において無視できない重要な存在となっています。2023年のITトレンドとして掲げられた「メタバース」「Web3.0」「生成AI」などは、既存のビジネスにも進化や変革をもたらしました。
こうした最先端の技術を用いることにより、これまでにない革新的なビジネスチャンスを生み出したり、既存ビジネスをさらに成長させたりすることに繋がります。
また、現在ではWeb集客やホームページからの顧客獲得に注力している企業が多いです。紙媒体やテレビCMなどよりも大きな効果をもたらすことが期待されているため、ITとは程遠い業界であってもトレンドをしっかり追っていきましょう。
今後伸びる業界【2024年度版】
これから伸びる業界のポイントを知ったところで、具体的にどのような業界が伸びるかチェックしましょう。
業界 | 詳細 |
IT業界 | 生活に欠かせない存在となっているITは、業界をまたいで影響を与えているため、他の伸びる業界との強い関連性がある。 |
電子部品・半導体業界 | IT業界を支える陰の主役ともいえる電子部品・半導体業界は、PC・スマホ・自動車など幅広い業界に必要不可欠となっている。 |
ドローン業界 | 近年急成長を遂げているドローン業界は、AIと連動させた活用などで今後さらなる技術の進歩に期待できる。 |
エンタメ業界 | 音楽・アニメ・ドラマといった番組のサブスク配信やYouTubeなどの動画配信など様々なプラットフォームが充実し、世界に向けた日本コンテンツの輸出が増加している。 |
ネット広告業界 | 現代では情報収集や娯楽にスマホを活用するケースが多く、テレビやチラシよりもネット広告が主流となりつつある。 |
EC業界 | コロナウイルスによる巣ごもり需要を支えた業界であり、今後もEC化が進むとされている。 |
倉庫・物流業界 | ドローン配達や自動運転などの最先端の技術を取り入れることにより、生産性の向上・効率化が進んでいる。 |
農業界 | 世界人口の増加によりニーズが高まっており、今後はIoTやロボットを取り入れたスマート農業の浸透が期待されている。 |
福祉業界 | 深刻な人手不足が問題となっており、解決策としてロボットやIT技術による介護業務・移動・入浴の支援などが検討されている。 |
医療業界 | ワクチン関連やヘルスケアは今後も発展を遂げると期待されている上に、健康志向の高まりから予防医療や健康管理に対する関心が増加傾向にある。 |
宇宙開発業界 | 夢と可能性が広がるフィールドであり、ロケットや宇宙機器開発だけでなく、通信・衛星・天気予報など生活に欠かせない存在になっている。 |
IT業界やドローン業界の躍進により、倉庫・物流業界やEC業界の業績向上が期待されています。また、生活に必要不可欠な福祉業界や医療業界も発展する可能性が高いです。
今後流行るビジネスで必要な技術・資格2選
今後流行るビジネスにおいて、必要となる技術や資格を知ることは大切です。「やってみたい」、「チャレンジしたい」と思っても、実力がないと参入することすらできないということは少なくありません。
下記で紹介する技術・資格について詳しく理解し、今後の可能性を高めておきましょう。
【今後流行るビジネスで必要な技術・資格2選】
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①ITスキル・プログラミングスキル
IT業界は今後10年は伸びると予想されているため、資格やスキルの習得は非常に大きな武器となります。
ITスキルに関するものは数多くの種類がありますが、中でも「ITパスポート」と「基本情報技術者」は比較的初心者でも取得しやすいです。また、ビジネスモデルに革新をもたらす「DX」やエンジニアとして活躍できる「プログラミングスキル」なども狙い目といえるでしょう。
独学で学ぶことももちろん可能ですが、効率良く学習してスムーズにプロを目指したいのであれば、スクールの受講がおすすめです。
②Webマーケティングスキル
Webサイトなどを利用して商品・サービスが売れる仕組みを作り、最大限の売上を実現させるスキルがWebマーケティングスキルです。現在、マーケティングなくして売上の拡大は期待できません。
しかし、効果的な戦略を立てられるスキルを有する人材は少ないため、実績が乏しくてもスキルを習得するだけで重宝されるでしょう。
Webマーケティングスキルは非常に注目を集めており、数多くの養成スクールが存在しています。実践的なスキルを身につけたい場合、独学ではなくしっかりとプロに教えてもらうようにしましょう。
今後流行る商売・ビジネス8選
「具体的に今後はどんなビジネスが流行る?」「参入すべき商売は?」という疑問を解決するために、今後流行る商売・ビジネスを8つ紹介します。
それぞれの事業内容や特徴を理解し、高い将来性のあるビジネスを見つけてください。
【今後流行る商売・ビジネス8選】
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①D2C
D2Cとは、端的に説明すると「企業と消費者が直接行う取引」です。これまで、メーカーは中間流通を通して消費者に商品を届ける形が主でした。しかし、D2Cでは中間流通を介さず、自社ECサイトなどを利用して消費者に直接商品を販売する形となります。
D2Cが注目されるようになったきっかけは「新型コロナウイルス」です。消費者は外出自粛などの制限を余儀なくされ、営業自粛となった店舗では売上が激減しました。その結果として、外出しない消費者に商品を届けるECサービスに注目が集まり、現在も市場規模は年々上がり続けています。
2025年には、D2Cの市場規模は3兆円にまでのぼると予想されており、目が離せないビジネスの一つです。
②NFT
「Non Fungible Token(ノンファンジブルトークン)」の頭文字を取った「NFT」は、直訳すると「非代替性トークン」です。NFTは偽造ができない鑑定書・所有証明書が付いたデジタルデータのことで、簡単にいうとデジタルデータ(例えば画像や音楽データ)に唯一無二となる価値の証明が可能になったということになります。
今現在もNFTの取引は非常に活発に行われており、大手の楽天もNFTへの参入で話題を集めました。アートや音楽などのエンタメ分野では特に注目されており、今後は企業間に限らず個人での取引拡大も見込まれています。
③メタバース
メタバースは、インターネット上の仮想空間を指します。様々な企業も利用しているfacebookが影響を受けて社名を変更するほどで、今後さらに成長が期待できるビジネスの一つです。
メタバースの規模は、2030年に6,788億ドルに到達すると予想されており、個人ユーザーへの拡大も期待されています。2024年以降はより一層流行する先進的領域で、最先端なビジネスに参入したい方は特に注目すべき分野でしょう。
④オンラインサービス
Web上のサービスは現在も拡大を続けており、様々な種類のビジネスが誕生しています。特に注目を集めている3つのオンラインサービスについてチェックしておきましょう。
サービス | 内容 |
オンラインサロン |
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オンライン秘書 |
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オンラインコーチング |
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さらに、授業・ミーティング・ゲームなど数多くの分野でオンライン化が進んでおり、今後もさらなる広がりが期待されています。
⑤コンテンツビジネス
自己実現が可能となった現代だからこそのビジネスが「コンテンツビジネス」です。今や時間・場所を限定せず自作のコンテンツをWeb上で販売できる時代で、会社に縛られない自由な生き方を求めている方に最適です。
メディアプラットフォームやSNSが主な販売手段となっており、中には初心者に適した利便性の高いプラットフォームなどもあります。
作成したコンテンツで多くの再生回数を獲得することができれば、それを販売して利益を得られるというビジネスモデルです。インフルエンサーの手法でもあり、高い再現性を持っています。
⑥AI関連サービス
車の運転やコンビニレジの無人化など、AIの進化によって一昔前とは大きく変わった風景がこれからは日常になりつつあります。
2024年からは、AIを組み込んだサービス開発を行うスタートアップが多くなると予想されており、いわゆる「AI戦国時代の幕開け」ともいえる現象が起きようとしています。AIを活用した遊びを提供するワークショップなども今まで以上にさらに注目が集まるでしょう。
その一方で、フェイクニュース対策やコンプライアンス・著作権に関する情報、情報漏洩のリスク管理など、トラブルが起きた際に「知らなかった」では済まされないことも少なくありません。思いつきで簡単に参入できるビジネスではないため、しっかりと知識を身につけておきましょう。
⑦ドローン
小型の無人航空機のドローンは、産業用・玩具用だけでなく軍事や防災など様々な場面で活躍しています。
一般商品としての販売は特に増加しており、ドローンを利用して撮影した動画などを無料配信サービスにアップしているケースも少なくありません。
個人の娯楽としてもビジネスとしてもドローンの市場規模は拡大傾向となっており、今後さらなる活躍が期待されています。
⑧eスポーツ
ゲームコンテンツに分類される新しい分野のeスポーツは、年々市場規模が拡大しています。
年 | 市場規模 |
2018年 | 48億3,100万円 |
2019年 | 61億1,800万円 |
2020年 | 66億8,100万円 |
引用:ファミ通.com
さらに、2024年には184億2,800万円までのぼると予想されており、日本国内に限らず海外においても特に注目されており、各国で高い成長率が期待されています。
既に衰退している業界
これから流行するビジネスとは反対に、現在既に衰退している業界もあります。まずは下記の表を確認してください。
業界 | 詳細 |
マスメディア | マスメディアの中でも特にテレビ業界の衰退が著しく、2019年にはテレビを抜いてネット広告が媒体別広告費の首位となった。 |
自動車(ガソリン車) | 電気自動車の誕生によりガソリン車は年々減少傾向にある。 |
実店舗ビジネス | 新型コロナウイルスにより大打撃を受け、特に百貨店の売り上げ規模は年々減少しており、近年ではそごう・西武を売却した事例もある。 |
上記の3つは過去に流行していたにも関わらず、時代の流れとともに衰退してしまった代表的な業界です。今まで当たり前に存在していたものですが、新型コロナウイルスの影響による生活様式の変化や、IT技術の躍進・時代の流れによって需要が減り、結果として衰退という道をたどるようになりました。
今後衰退の可能性のある危ない業界【2024年度版】
これから流行るビジネスもあれば、反対に衰退していくであろう業界もあります。今後衰退の可能性のある業界についてチェックしておきましょう。
業界 | 詳細 |
飲食 | 緊急事態宣言や外出自粛の影響で、2020年は過去最多の閉店数を記録した。新型コロナウイルスの影響からは回復傾向だが、材料費・人件費の高騰による経営難がある。 |
アパレル | リモートワークの定着により、ビジネスウェアを購入する消費者が減少した。さらに、外出自粛のあおりを受け、普段着を購入する消費者も減少傾向となっている。 |
テレビ | 動画投稿サイト・SNS・サブスクサービスなどが普及したことで若者のテレビ離れが加速している。 |
士業 | 生活に関わる面倒な手続きなどはネット上で簡単に完結できるため、「税理士・会計士がいなくなった」と言われるほど減少している。 |
出版 | 紙媒体から電子媒体への移行が著しく、今後は衰退までの道をさらに進んでいくとされている。 |
まとめ
流行するビジネスは、新型コロナウイルスの影響がプラスになっていたり、ITトレンドとの親和性があったりと限定的に見えますが、実際は幅広い商売にビジネスチャンスがあります。これから伸びる可能性が高い業界の共通点を把握しつつ、チャレンジするビジネスを見つけましょう。
ただし、知識や経験がないままでは失敗する確率が上がるため、必要なスキルや資格を取得することをおすすめします。
本記事を参考に、今後流行るビジネス・衰退する業界を頭に入れ、必要な技術・資格を取得して新規事業の準備を進めていきましょう。
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この記事の信頼性
BBSインターナショナル株式会社
代表取締役
川口 毅
2002年、慶應義塾大学経済学部卒、大手広告代理店に入社。
その後メンタルコーチへのキャリアチェンジを経て、
2013年にNBCインターナショナル(株)に入社、フランチャイズの加盟店開発を専業とする。
2016年、同社取締役就任。2018年に事業部を分社化してBBSインターナショナル(株)を設立し、代表取締役就任。
フランチャイズの展開コンサルティングを主軸とし、フランチャイズ本部構築や、新規ビジネスの資金調達支援も行っている。