【田舎でのジム経営はおすすめ?】年収や成功・失敗しやすい理由もご紹介
競合が少ない理由から、田舎でジムを経営してみたいと考えている方も多いのではないでしょうか。田舎でジムを開業し、成功させるのも夢ではありません。その一方で、田舎だからこそ注意すべきポイントもいくつかあります。
この記事では田舎でのジム経営が成功する理由と失敗しやすい理由について詳しく解説していきます。田舎でのジム経営に向いている方・向いていない方の特徴や、成功するための大切なポイント、集客方法、年収についてもご紹介していますのでぜひ参考にしてみてください。
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<目次>
田舎でのジム経営の年収は?儲かる?おすすめな4つの理由をご紹介
この章では、田舎でのジム経営がおすすめな4つの理由を詳しく解説していきます。内容は以下の通りです。
- 初期費用・経費が抑えやすい
- 競合他社やライバル店が少ない
- 口コミが多いので広告費が抑えられる
- 助成金がもらえる場合もある
ジム経営で得られる利益は、会員からの入会金・月額会員費から経費を差し引いた分となるため、経費を節約できれば年収アップにつながります。田舎でのジム経営は、経費を抑えやすいことから安定した経営が可能といえるでしょう。
①初期費用・経費が抑えやすい
田舎でジムを開業する大きなメリットは、初期費用・経費が抑えやすいという点です。通常、ジムを開業する際は店舗を用意しなければいけません。そのため店舗の家賃代や、契約時の保証金・敷金といった初期費用がかかります。しかし田舎は都会に比べて家賃が安いことがほとんどなので、経費の節約が可能。また契約時の保証金・敷金の金額は家賃が基準となるため、初期費用の削減にもつながるでしょう。
都会でのジム経営は、人が集まりやすくアクセス良好な場所にジムを構えるケースが多いため、その分賃料が高くなりがちです。田舎の場合は車で通える場所を借りられるため賃料を抑えられる傾向にあります。
さらに都会だと小規模店舗しか用意できない予算でも、田舎であれば広いスペースで開業できるケースが少なくありません。また密集地が少ないため、防音対策を考えずに済むでしょう。
②競合他社やライバル店が少ない
田舎でのジム経営がおすすめの理由には、競合他社やライバル店が少ないことがあげられます。田舎には公営ジムや地域総合型スポーツクラブなど健康維持目的のジムはあっても、本格的なトレーニングができる店舗は少ないでしょう。
競合他社やライバル店が少なければ、集客のための広告宣伝費を抑えられる可能性もあります。また競合他社に打ち勝つために試行錯誤する必要も、それほどないかもしれません。
③口コミが多いので広告費が抑えられる
田舎では都会よりもお客様同士の横のつながりが強いことから、口コミでの紹介が増える可能性があります。口コミが増えれば広告を打つ頻度を少なくできるため、経費の節約につながるでしょう。
ただし口コミで紹介してもらうためには、接客態度やサービスなどの質が高く、信頼できるような店づくりが大切です。地域住民とのより良い関係構築が出来れば、力を貸そうとする顧客もいるかもしれません。
④助成金がもらえる場合もある
雇用促進や町おこし目的で、企業や事業主を増やそうとしている市町村も珍しくありません。起業目的で移住してくる人向けに助成金・補助金を支給している場合があります。
助成金・補助金の金額は各地方自治体によって異なりますが、数十万〜200万円程が相場となっています。田舎でジム経営を検討している方は、出店地域の市役所・役場をリサーチしてみてください。
田舎でのジム経営の年収目安
田舎でジム経営は大変?ジム経営で失敗しやすい4つのポイント
田舎でのジム経営では、うまくいけば年収1000万円程度を目指すことが可能です。
たとえば、パーソナルトレーニングジムを立ち上げ、1ヶ月ごとに10万円の会費を設けた場合を想定してみましょう。会員を10人獲得できれば、年間売上は1200万円になります。
この売上から運営コストを引いた金額が、実質の年収となります。小さなスペース、例えばワンルームマンションを利用したジムの場合、年間の運営コストを300万円未満に抑えることができる場合もあります。
①人口が少ない
この章ではジム経営で失敗しやすい4つのポイントについて解説しています。内容は以下の通りです。
- 人口が少ない
- 田舎はジムがないので認知度が低い
- スタッフの採用がしにくい
- 田舎は良くも悪くも噂が広まりやすい
田舎でのジム経営は、地方ならではのメリットがある一方、いくつかのデメリットも見受けられます。事情をしっかり把握し、失敗しないよう対策を練っておきましょう。
②田舎はジムがないので認知度が低い
都会に比べ、地方は人口が少なく集客が難しいケースが考えられます。人口密度が高い地域に出店できれば、新規で入会してくれる顧客を増やせるでしょう。さらに郊外であれば家賃代などのコストを抑えられます。しかしあまりにも田舎で人口が少ない・後期高齢者が多い地域だと人が集まりにくく、経営に失敗してしまう恐れがあります。
まずは家から通いやすい住宅街・ショッピングセンターや駅周辺・通勤通学途中に立ち寄れる場所など、人が集まりやすい地域での開業を目指すのが無難といえます。
③スタッフの採用がしにくい
田舎はジムの認知度が低く、お金を払ってまでジムでトレーニングしようと考えている方が少ない可能性があります。そのため、事業が軌道に乗るまでは厳しい状況が続くかもしれません。
新しいことに興味を持つような若い世代が多い地域に出店したり、自分で地道に情報発信したりしていく必要があるといえます。
④田舎は良くも悪くも噂が広まりやすい
先ほども述べたとおり、都会に比べて地方は人口が少ないことがほとんど。募集をかけても、一緒に働いてくれる人が集まらないかもしれません。
そのため、最初は自分1人でも運営できるような小規模ジムから始めるのを検討してみてください。あらかじめ、働き手を確保してから開業するのもひとつの方法です。
田舎でのジム経営が向いている方とは
都会に比べて、田舎は住民同士の距離が近い傾向にあります。地域の人々と良好な関係が築ければ、ジムを紹介するなど力になってくれる場合もあるでしょう。
しかし、関係がこじれてしまうと、修復するための時間がかかります。悪い噂が広まってしまえば、その地域でジムを運営していくのは難しいといえるでしょう。また地方ではよそ者を嫌う傾向もあるため、注意が必要です。
田舎でのジム経営は難しい?向いていない方とは
田舎でのジム経営がおすすめなのは、エリア(地元)の特徴を理解し、地場にコネクションのある方です。開業時の初期費用や経費のコストを抑えられるほか、助成金・補助金の支給を受けられる可能性も考えられることから、田舎は都会に比べて事業が安定しやすいといえるでしょう。
また開業したくても、まとまった自己資金が用意できない方にも適しています。
田舎でジム経営を始める時に大切な2つのポイント
田舎では近隣住民との距離が近いため、人づきあいが面倒・苦手だと考える方には向いていないといえるでしょう。また都会よりも距離が近い分、思わぬ人間関係トラブルに巻き込まれてしまう可能性も考えられるため、地域住民との関係構築の際は注意が必要です。
田舎は人口が少ない地域も多いため、どんなに集客に力を注いでも収益には限りがあります。将来的にジム経営を拡大させていきたいと考えている方には向かないかもしれません。
①狙っているターゲット層の方が多い地域を選ぶ
田舎でジム経営を始める時に大切な2つのポイントについて解説していきます。内容は以下の通りです。
- 狙っているターゲット層の方が多い地域を選ぶ
- ジム自体の認知度を高める
ぜひ参考にして、田舎でのジム経営を成功させましょう。
②ジム自体の認知度を高める
田舎でのジム経営を始める際は、ターゲットが多い地域を選ぶのが大切です。まずは出店予定・希望エリアに、ジムに来て欲しい年代・性別の方が住んでいるかをリサーチしましょう。
例えば学生や若い年代をターゲットとする場合、周辺に大学・高校などの教育施設があるかを調査しましょう。仕事帰りの社会人がターゲットなら比較的企業が多い場所・オフィス街のような地域を探すのがおすすめ。ターゲットが多く住んでいるエリアで出店すれば集客しやすくなります。
商業施設内は集客しやすいですが、平日の日中は空いているケースが予想されるので注意しましょう。またパーソナルジムなどの小規模ジムなら住宅地で開業するのも可能。定年後のシニア層・専業主婦を取り込みやすいでしょう。
認知度向上のためには集客強化!おすすめの集客方法をご紹介
田舎では、ジムが身近でない地域も少なくないでしょう。そのためジムの認知度を高めるための行動も必要です。例えば、広告やチラシを工夫したり、興味がある方への無料体験会や教室の開催などといった行動があげられます。田舎ならではのつながりを活用し、知り合いの方への紹介や飲食店・スポーツ店などジムと関連付けられる店舗との連携なども有効です。
また田舎では、公営ジムのほうが認知度が高い可能性もあります。公営ジムは公共のスポーツ施設のなかに併設されており、1回数百円など安価で利用できるのが特徴。そのため専門トレーナーやインストラクターによる指導・マシンの充実など、民営ジムならではのサービスを提供し差別化していくことが重要といえます。
①ポスティング
田舎でジム経営する際におすすめの集客方法についてご紹介します。内容は以下の通りです。
- ポスティング
- ネット集客(SEO)
- イベント
- 口コミの醸成
- 集客サイト代理店
ぜひ参考にして、集客の効率化を目指しましょう。
おすすめの集客方法について詳しく知りたい方は、下記もご覧ください。
【ジムのおすすめ集客方法とは?】業界の現状や集客を効率よく行うおすすめな方法もご紹介
②ネット集客(SEO)
都会ではSNS・WEBを利用した集客方法が一般的ですが、田舎の場合はポスティングによるチラシ配布も効果的です。ポスティングとは、出店地域の郵便ポストへチラシを配布していく方法で、ターゲットとするエリアを細かく絞り込めるのが特徴。また折込チラシと異なり、新聞を取っていない世帯への訴求も可能です。さらにチラシであれば郵便受けから取り出す際に目にしてもらえるので、ジムの認知度をあげるのにも効果的です。
チラシ作成は業者に頼む方法もありますが、その分費用がかかります。しかし最近ではスマホアプリ・インターネット上にある無料素材を使いながら自分で作成することも可能。さらに配布も自分たちで行えばコストを抑えられるでしょう。オープンの告知以外にも、キャンペーン・イベントを行う際に配布すると、目に留まりやすくなります。
③イベント
経営しているジムの認知度をあげるためにも、公式ホームページを作成しましょう。営業時間・利用料金などの基本情報を記載するのはもちろん、所在地や地図を掲載するなど来店しやすくなる工夫も行うと効果的です。
自社のホームページが検索結果の上位に表示されるよう、SEO対策に取り組むのも大切です。SEO対策には特定のキーワードをコンテンツに入れたり、正しい情報を発信したりと、さまざまな対策法があります。検索結果で上位に表示されれば、サイトに訪れる人も増え、多くの人にジムの存在を知ってもらえるでしょう。
しかしGoogleのガイドラインに触れると、検索順位が下位の方に移ってしまうこともあるので注意が必要です。またSEO対策を適切に行えていたとしても効果が現れるまで時間がかかります。自社のホームページが検索上位に表示されるまで、気長に取り組むことが大切といえるでしょう。
④口コミの醸成
田舎ではジムに興味や関心がない方が多いかもしれません。そのため、興味・関心がない方に興味を持ってもらうためにも、イベントを開催するのもひとつの方法です。
例えば、膝が痛くて座れない方向けのトレーニングや、肩こり・腰痛改善のストレッチなど悩みを解決できるような無料体験イベントなら、ジムに興味がない方でも参加してくれるかもしれません。
⑤集客サイト代理店
先ほども述べたとおり、田舎ではお客様同士のつながりが強いことがほとんど。多くの人脈を持つ方が経営するジムを利用していただき満足できれば、良い口コミが広がり、集客にもつながります。さらに家族・知人による口コミは信頼度が高いのもポイントです。
その他にも、既存会員による口コミ紹介をしてもらえるよう、ノベルティや割引などの紹介特典を設けるのも効果的です。口コミが増えるよう、さまざまな工夫・施策を考えていきましょう。
まとめ
田舎に限らず、ジム経営の集客方法はホットペッパービューティーやミニモなどの集客サイトを活用するのもおすすめです。集客サイトは美容室・サロン・リラクゼーションなど、さまざまなお店が掲載されているため、多くの方が利用しています。
ジムの無料体験メニューや初回限定のお得なクーポンなどを作成できるため、新規顧客の獲得をしたい場合に有効でしょう。
まとめ
田舎でのジム経営は、開業するための初期費用や賃料などの経費を節約できるのが特徴。経営にかかるコストを削減できれば安定した経営が可能です。しかし、人口が少ない・そもそもジムを知らない・よそ者に厳しいといったデメリットもあります。
そのため、いろいろな方面での集客・出店エリアのリサーチ・地域住民との関係構築など、注意すべき点を押さえ、失敗を防ぐのが大切です。今回の記事でお伝えしたことを参考に、田舎でのジム経営成功を目指してみてはいかがでしょうか。
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BBSインターナショナル株式会社
取締役
藤本 晃士
2003年、関西学院大学法学部卒。
個別指導塾のエリアマネージャー、教育系ベンチャーを経て、
2014年、現所属の母体となるNBCインターナショナル(株)に入社。
教育、飲食、リラクゼーション、美容室、フォトスタジオ等、多岐にわたる業種のFC展開に携わる。
現在は、支援するAIフィットネスFCブランドに加盟店としても取り組み、チェーンNo.1店舗に成長させる。
運営ノウハウを築きながら展開支援をおこなう、ハンズオンコンサルティングを軸に活動。