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【パーソナルジムの開業が失敗する7つの理由】成功する5つの方法も合わせてご紹介
「パーソナルジムを開業したけれどなかなか経営が軌道に乗らない」
「ジムの経営をしたいけれど失敗が怖くて手が出せない」
このような悩みや不安を抱えている方は少なくありません。
本記事では、パーソナルジムの開業はなぜ失敗してしまうのか、その理由や成功させるための方法について詳しく紹介します。今まさにパーソナルジムのオーナーとして頑張っている方はもちろん、これからジムの経営を始めようとしている方必見の内容となっているため、ぜひ最後までご覧ください。
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<目次>
【潰れる?】パーソナルジムの開業はなぜ失敗する?失敗する7つの理由
パーソナルジムを開業しても、経営がうまくいかずに潰れてしまうケースは多くあります。では、なぜパーソナルジムの開業は失敗してしまうのか、ここで主な7つの理由について詳しくみていきましょう。
施設ごとに要因となるポイントはいくつもありますが、ほとんどの場合ここでお伝えする理由が当てはまることが多いのが現状です。
まずは失敗する理由を知り、対策をしっかりと立てておくようにしてください。
【パーソナルジムの開業が失敗してしまう8つの理由】
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ブランド・知名度がないので集客が難しく、1店舗だと広告費効率が悪い
パーソナルジムの開業で失敗してしまう大きな要因として挙げられるのが、広告費効率が悪いという点です。そもそも広告費が高くなってしまう原因は、ブランドとしての知名度が低いために集客が難しいという背景があります。
そのため、広告を出しても1店舗のみでは広告費効率が悪く、思うような成果を出せずに経営難になってしまうケースが少なくありません。
また、人件費率が高く思うような利益が上げられずに、金銭的な面で厳しくなってしまい開業が失敗に終わってしまうことも多くあります。
SEOの上位ページが取れず競合に集客負けする
近年では、スマートフォンが広く普及したことで、気になることや調べたいことは検索して自ら情報を集める方が多くいます。そこで重要となるのが、検索結果の上位に表示されるかどうかという点です。
検索上位に表示されるためにはSEOを意識したページを作る必要があります。しかし、SEOの知識がなかったり何となくで作成したページであれば、思うような集客効果は期待できません。
競合に集客負けしてしまうと、結果として会員を集められず経営が成り立たなくなってしまうため、ページ作成の外注なども視野に入れ、上位表示が目指せるような質の高いページの作成を心掛けてください。
集客力・ブランドネームのある競合ジムに比較負けする
現在パーソナルジムは、種類や規模など様々な種類の店舗があります。認知度が高い大手ジムはもちろん、集客力が高いジムであれば規模が小さくても多くの会員を獲得していることも少なくありません。
こうした競合ジムと比べると、どうしても魅力が及ばずに比較負けしてしまうケースが多くあります。
まずはアピールポイントを明確にし、他ジムとの差別化を図れるようにしておきましょう。ターゲット層にマッチするようなアピールができれば、大手や集客力が高い店舗にも負けない経営をができるようになります
人件費率が高い
先ほどもお伝えしたように、人件費率が高く経営が厳しくなってしまうことは多くあります。資格を持つトレーナーを雇用する場合、およそ25万円から30万円ほどの給与が発生します。
また、雇用するのはトレーナーだけとは限りません。受付のためのアルバイトスタッフなども必要な場合、さらに人件費が必要になります。
顧客の獲得ができておらず利益が上がらない状態で人件費率が高くなってしまうと、広告や宣伝に費用を回せずさらに集客が難しくなってしまい、開業が失敗となってしまうことも珍しくはありません。
立地が悪く契約まで至らない
パーソナルジムに通う会員は、仕事終わりや休日に利用することがほとんどのため、行きやすさを重視して選ぶ方は少なくありません。そのため、通いにくい立地に開業してしまったらそもそも契約まで至らないのが現状です。
パーソナルジムは、ほとんどが週に1回や2回など頻繁に通うケースが多くあるため、行きやすさをしっかりと重視して開業する立地を選ぶようにしてください。狙うべきターゲットに合った場所を見極めることが大切です。
コストを抑えることに集中しすぎてしまうと、地価の安さだけに囚われてしまい上手く集客することができなくなってしまいます。OL向けであればオフィス街や駅ビル、高所得層がターゲットであれば高級住宅街など、ニーズに合うような立地を選択してください。
競合優位性が明確化せずサービスの強みが無い
パーソナルジムは数多くの種類が立ち並んでおり、サービスに対する強みがなければすぐに赤字経営となってしまいます。他のジムとの明確な違いや有利になるアピールポイントなどをしっかりと作っておきましょう。しかしここで注意すべきは、在籍しているトレーナーの質に依存してしまわないようにするという点です。
トレーナーのスキルや能力に依存した経営の場合、人気トレーナーが退職してしまうと同時に顧客も離れてしまいます。また、突出した強みや特徴がない場合、「他のジムでもいい」「ここに通う必要がない」と思われてしまい、うまく集客することができません。こうした失敗は、ジムのターゲット層が明確に定められていない場合によく起こります。
市場調査をしっかりと行い、どのような悩みを持っている方がいるのか、「解決するためには何が必要なのか」を正しく把握し、強みとして全面に押し出して集客できるようにしておきましょう。
従業員の満足度が低い
顧客を獲得するためには、まずジムの魅力を知ってもらったり興味を持ってもらうことが大切です。そこで重要なのが共に働く従業員の対応です。
従業員の満足度が低いとモチベーションが上がらず、顧客を獲得しにくい状況になってしまいます。パーソナルジムの開業を失敗しないためにも、まずは従業員の満足度を高めることを意識しておきましょう。トレーナーの満足度が低ければ退職に繋がり、顧客離れにも影響を及ぼします。
パーソナルジムのオーナーが1人でできることはどうしても限られてしまい、経営をうまく行うためには従業員の協力が不可欠です。働きやすい環境を整える、コミュニケーションを取りストレスを蓄積しないようにするなどの工夫をしてください。
事前準備が必須!パーソナルジムを開業するためにおさえたい4のつの軸
パーソナルジムを開業するためには、まず事前に徹底した準備が必要です。では、どんな準備をすればいいのかを紹介します。
ここでお伝えする4つの軸をしっかりと作り上げることで、今後の経営も大きく変わってきます。パーソナルジムの開業を失敗させないためにも、それぞれの内容を正しく理解し事前準備を完璧にしておきましょう。
【パーソナルジム開業のために必須となる事前準備4つの軸】
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「どんな差別化」を図るか
他ジムとどういった差別化を図るのか、ターゲットにアピールすべき強みは何なのかを具体的に定めるようにしておきましょう。ほかとの差別化は、パーソナルジムの開業をするうえで必ず事前に決めておくべき重要な項目です。
また、事業をするうえで大切なのが価格設定です。しかし、大切なポイントであると同時に料金を定めるのはとても難しく、安すぎても高すぎてもうまく経営をはじめることはできません。
適正な価格設定をしっかりと見極め、どのような人がニーズに合っているかを調査し、ターゲット層に向けて宣伝を行います。予算や顧客に見合った方法で上手く認知度を高められるようにしていきましょう。
「どんな会社組織」を作るか
次に必要となる軸は会社組織です。たとえば、パーソナルトレーナーのスキルアップや会社としての決まり事などを具体的に定めていきます。
パーソナルジムは、会員との距離が近いためコミュニケーション要素は欠かせません。経営する側として、トレーナーのスキルアップやコミュニケーションに関する決まり事などを明確にしておきましょう。
店舗展開を目指している場合、満足度が高まるようなサービス内容と価格とのバランスが大切です。また、トレーナー個人のスキルと価格のバランスをよく見極め、トレーナーが必要以上のプレッシャーを感じてしまわないように配慮することも忘れないようにしてください。
「どんな人材」を採用するか
ジムの経営に従業員の協力は不可欠です。そのため、どんな人材を採用するのかをあらかじめ決めておくようにしてください。
具体的には、経験者を雇う方法と、未経験者を雇ってから教育する方法の2つのパターンがあります。
どちらの方法であっても問題はありません。ただし未経験者を雇って教育する場合、しっかりと教育の場を設け、基礎から正しい知識を身につけさせられるような環境を整えることが大切です。
「どんな価格設定」にするか
本記事でもお伝えしているように、価格設定は非常に重要なポイントです。1つ間違えれば上手く集客ができず、思うような経営をすることはできません。
高額にしすぎるのも問題ですが、低くしすぎてしまうとクオリティが下がってしまい顧客の定着が難しくなります。パーソナルジムの価格として、一般的に月会費60,000円から200,000円程で設定しているケースがほとんどです。
しっかりとしたプロに指導してもらいたいという方が増えている昨今では、質が良く価格に見合ったメニューの提供があれば、多少金額が高くても心配ありません。近隣のジムの相場やエリアの特徴などもしっかりと加味して、適切な価格設定ができるようにしておきましょう。
パーソナルジムの経営を成功させる5つの方法とは
本記事でもお伝えしたように、パーソナルジムを開業しても失敗してしまう理由は数多くあり、開業前の徹底した事前準備も欠かせません。
しかし、それだけを理解していても、成功させるための方法を把握できていなければ、あと一歩及ばずスムーズな経営は遠のいてしまいます。パーソナルジムを開業し、成功させるためにはどうすればいいのか、それぞれの内容を詳しくみていきましょう。
【パーソナルジムの経営を成功させる5つの方法】
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集客の土台をしっかり用意しておく
何度もお伝えしているように、経営をうまく行うためには集客を成功させる必要があります。パーソナルジムを開業しても、何もしなければ顧客の獲得は出来ず収益を上げることはできません。
では、どのように集客をすればいいのか、ここで集客の土台となる3つの方法をお伝えします。
- SNS運用を充実させる
- LPを活用したリスティング広告を活用
- 上位SEOのおすすめ欄に掲載してもらう
効率よく認知度を高め集客するためにも、ぜひ参考にしてください。
集客方法1.SNS運用を充実させる
InstagramやTwitter、FacebookなどのSNS運用を充実させます。SNSを活用した集客方法は、広告を投稿するタイプと自社アカウントを運用する2つのタイプがあります。
自社アカウントを運用する場合、顧客が興味を引く投稿や満足度が高い内容を定期的にアップするようにすれば、多くの方に目に留まる機会も増え来店を促す効果が期待できるでしょう。
集客方法2.LPを活用したリスティング広告を活用
まず、LPとリスティング広告について紹介します。
LP | 検索エンジンやリンクなどから訪れたユーザーが最初に訪問するページ |
リスティング広告 | 検索したキーワードに連動して表示される広告 |
たとえば「神奈川 パーソナルジム」というキーワードで検索した場合、検索結果のトップに広告が表示される仕組みがあり、集客する上で上手く活用すると大きな効果が期待できます。
好きなタイミングやエリアを絞り込んで表示させることができるため、ターゲット層に狙いを定めて広告を打ち出すことができます。持続性はありませんが、クリックされなければ費用がかからないため費用対効果が高いのがポイントです。
集客方法3.上位SEOのおすすめ欄に掲載してもらう
パーソナルジムというキーワードで検索すると、「人気のジム〇選」といったまとめサイトや「パーソナルジムとは?」といった検索結果が表示されます。このようなSEO上位のサイトのおすすめ欄に掲載してもらうのも、集客効果が期待できる方法です。
パーソナルジムを検索しているユーザーの中には、「どういったジムがあるのかを知りたい」「興味はあるけれどどうやって選べばいいか分からない」と悩んでいる方も少なくありません。
上位SEOのおすすめ欄に掲載してもらうことで信頼性も高まり、より多くのユーザーに興味を持ってもらえることが可能になります。
ジムのブランディングを確立させ差別化を持たせる
数多くのパーソナルジムが立ち並んでいる昨今では、他との差別化を図ることが重要です。
ブランディングとは、ターゲットに対しジムの価値やイメージを分かりやすく伝え認知してもらうための取り組みです。
豊富な種類の中から選んでもらうためには、他とは違った魅力や特徴をしっかりとアピールしなければいけません。
「ここに通いたい」「もっと知りたい」と思ってもらえるような戦略を考え、効率よく顧客を獲得できるような施策を打ち立てておきましょう。
資金源に見合った立地・機材を用意する
パーソナルジムの経営を成功させるためには、資金源に見合った立地や機材など、無理のない計画を立てましょう。最初から規模が大きかったり導入する機材が高額なものばかりでは、瞬く間に経営難に陥ってしまいます。
まずはスモールスタートを心掛けてください。パーソナルジムはマンションの1室ほどの規模で開業することができるのが特徴です。
こうした小さ目の規模の場合、平均的におよそ300万円から600万円程度の初期費用と考えておきましょう。うまくいけば3ヶ月から半年で初期費用が回収可能となります。
出店エリアの地域を入念に調査する
パーソナルジムの経営を成功させるために重要となるのが、出店エリアの調査です。具体的には、下記のポイントを重点的に地域を選定してください。
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パーソナルジムは平均的に1セッション1万円前後が相場となっているため、継続した利用を目指すためには高所得者層が多い地域を狙いましょう。
また、家賃が15万円以上の場合、先ほどお伝えした「初期費用を3ヶ月から半年で回収」が厳しくなってしまうため、ここもしっかりとチェックしてください。
さらに、同じようなコンセプトの大手ジムが近くにある場合、新規顧客の獲得が難しいのが現状です。その他にも、通いやすい立地や駐車場の有無など、利用する顧客の目線で徹底的に調査を行うようにしてください。
田舎でのジム経営を視野に入れている方は、以下の記事も併せてご参考ください。
フランチャイズのジムに加盟する
パーソナルジムの開業は個人でも可能ですが、フランチャイズのジムに加盟すると様々なメリットが得られます。自分だけで開業する場合、いろいろな面で自由にできる半面、出店エリアの選定や物件選び、宣伝や広告の制作、機材や備品の準備などすべてを1人で行わなければいけません。しかし、フランチャイズのジムに加盟すると、こうした手間を省くことができます。
ここでおすすめなのが、女性専用のAIパーソナルジムのファディーです。パーソナルジムといえば、顧客1人1人のスピードやレベルに合わせ、オリジナルのプログラムをオーダーメイド出来るのが大きな魅力です。
しかし、ファディーはこうしたサービスの一部をAIが行うため、パーソナルジムでありながら無人営業が可能となるなど、これまでとは異なった経営形態がとれるのが特徴といえます。
「パーソナルジムの開業をしたいけれど自分だけでやるのは不安」「いろいろなサポートを受けながら安心して開業したい」と考えている方は、ぜひ一度ファディーのフランチャイズをチェックしてみてください。
パーソナルジムの経営に関するよくある質問と回答をご紹介
パーソナルジムの経営は、疑問に思うことや分からない点が多く、手を出しても大丈夫なのか不安に感じる方も少なくありません。ここでは、パーソナルジムの経営に関してよくある質問と、それに対する回答を3つピックアップしました。
開業したパーソナルジムを失敗に終わらせないためにも、事前情報としてぜひここでお伝えする内容を正しく理解しておきましょう。
【パーソナルジムの経営に関する質問&回答3選】
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Q.パーソナルジムの経営で必要な資格はありますか?
パーソナルトレーナーは、今現在民間資格となっており国家資格は存在せず、パーソナルジムを経営するにあたり、必ず必要となる資格はありません。そのため、業界未経験者でも開業することは可能です。
しかし、資格を持っていない経営者では不安と感じる方は一定数存在するのが現状です。民間資格であっても、ある程度知識や経験があった方が信頼性も高くなり経営もしやすくなるため、可能であれば下記のような資格を保有しておくようにしましょう。
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Q.パーソナルジムの経営の年収は?儲かるの?
安定した経営が実現すれば、年収1,000万円を超えることも夢ではありません。パーソナルジムはマンションの1室など小規模からスタートさせることができ、月の維持費も30万円以内に押さえられるケースが多くあります。
その結果、経営を安定させやすく早い段階から収益を確保することも可能です。企業に勤めているパーソナルトレーナーでは得られないような年収を獲得できるため、うまくいけば大きな儲けを得られます。
しかし、必ずしも儲かるわけではありません。集客し顧客を獲得するだけではなく、長期的に継続して利用してもらえるような工夫が大切です。
Q.パーソナルジムを自宅開業でするのはどうなの…?
自宅開業をする場合、資金を抑えたり通勤時間をなくしたりと様々なメリットがあります。しかし、自宅をパーソナルジムにする場合、下記のような弊害が生じる可能性があり、メリットよりもリスクの方が大きい傾向となってしまいます。
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必ずしも自宅でのパーソナルジム開業はできないわけではありませんが、改装費用が予想以上にかかってしまうなどのデメリットもあります。
また、自宅をジムにした場合信用が得られにくいため、集客が難しく経営を軌道に乗せるまでにかなりの時間を要してしまうことも少なくありません。
まとめ:失敗しづらいファディーなどのFCジムがおすすめ
パーソナルジムの開業は、様々な理由により経営が上手くいかず、失敗してしまうことも多くあります。そのため、失敗しづらいファディーなどのFCジムで開業してみてはいかがでしょうか。
これまでの経営で得たノウハウを集め、スムーズな経営をすることが可能です。不安や疑問点などもすぐに解決してくれるため安心です。
本記事では、パーソナルジムの開業が失敗してしまう理由、経営を成功させるためのポイントなどについて詳しく紹介しました。収益を上げ安定した経営ができるよう、ぜひここでお伝えした内容を参考にしてください。
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BBSインターナショナル株式会社
取締役
藤本 晃士
2003年、関西学院大学法学部卒。
個別指導塾のエリアマネージャー、教育系ベンチャーを経て、
2014年、現所属の母体となるNBCインターナショナル(株)に入社。
教育、飲食、リラクゼーション、美容室、フォトスタジオ等、多岐にわたる業種のFC展開に携わる。
現在は、支援するAIフィットネスFCブランドに加盟店としても取り組み、チェーンNo.1店舗に成長させる。
運営ノウハウを築きながら展開支援をおこなう、ハンズオンコンサルティングを軸に活動。