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【ジムのおすすめ集客方法とは?】業界の現状や集客を効率よく行うおすすめな方法もご紹介
経営しているジムの収益拡大・安定化を目指すためにも集客方法は必要不可欠です。たくさんの人に利用してもらえるよう、有効な対策を考える必要があります。しかし具体的にはどうしたらよいのか、悩みを抱えている経営者の方も多いのではないでしょうか。
この記事ではジムのおすすめ集客方法について詳しく解説していきます。ジムの現状・効率的な集客方法やそれぞれの特徴についてもご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
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<目次>
ジム業界の現状はどうなっている?
経済産業省の「特定サービス産業動態統計調査」によると、ジム業界の市場は拡大傾向にあり、2018年には売上高3,347億円、会員数約336万人と過去最大を記録しました。
しかし2020年、新型コロナウィルスの影響により、売上高・会員数ともに大幅に激減。その背景には緊急事態宣言の発令・外出自粛要請により、全国のフィットネスクラブ・スポーツジムが一時休業・時短営業を余儀なくされたことが考えられます。
2023年現在、コロナ前とはいかないものの、売上高・会員数ともに増加傾向にあります。つまり、ジム業界の市場規模は拡大傾向にあり、今後は新規会員を増やす施策を打ち出していくのが重要になるといえるでしょう。
ジム業界の現状についてもっと詳しく知りたい方は、下記もご覧ください。
【フィットネス業界の現状は?】市場の動向やフィットネスの今後の展開についてもご紹介
【24時間ジムの市場規模は?】経営のメリット・デメリットや24時間ジムの店舗数ランキングもご紹介
スポーツジムやパーソナルジムで集客方法を積極的に考えるべき理由とは
この章ではスポーツジム・パーソナルジムで集客方法を積極的に考えるべき理由について、詳しく解説しています。内容は以下の通りです。
- 市場拡大により競争が予想されるため
- 自社の強みをしっかりアピールできると予想以上の集客が期待出来るため
- WEBマーケティングが注目されているから
なぜ集客方法が大切なのかを把握していきましょう。
市場拡大により競争が予想されるため
前述の通り、ジム業界の市場規模は拡大傾向にあります。従来はジムの数が少なく一定数の集客が可能なエリアだったとしても、近隣でジムの数が増加すれば顧客の取り合いになります。そのため、積極的に集客活動をしていくべきでしょう。
自社の強みをしっかりアピールできると予想以上の集客が期待出来るため
集客を考える際には、消費者のニーズに合わせることが重要です。従来はダイエット・健康のためにジムを利用する人がほとんどでした。しかし時代が進み環境が変化するにつれ、消費者のニーズは多様化しています。
最近では、筋肉増強・ボディメイク・運動習慣・ストレス発散などの目的で、ジムを利用したいと考える人が増えています。消費者のニーズが多様化するなか、強みがないジムでは集客競争に打ち勝つのは厳しいでしょう。消費者のニーズに合わせてジムのコンセプトを決めていくことが大切です。言い換えれば、自社の強みをしっかりアピールできると予想以上の集客が期待できます。
WEBマーケティングが注目されているから
昨今、インターネットの普及により、WEBマーケティングによる集客が注目されています。従来の集客方法はチラシや新聞などの宣伝広告が一般的でしたが、WEBマーケティングが注目されたことにより、さまざまな方法で集客するジムが急増しました。
チラシや新聞などの宣伝広告は特定エリアでの集客に効果的です。短期間での効果を得やすい・消費者の信頼度が増すなどのメリットもあります。一方、自社のホームページやSNSを活用したWEBマーケティングは、不特定多数の消費者への宣伝が可能です。このように、それぞれの方法にメリットがあるため、自社の特徴に合わせながら併用することをおすすめします。
効率の良い集客とは?ジム集客で大事なポイント
この章ではジムの集客で大事なポイントを紹介します。内容は以下の通りです。
- ターゲットの明確化
- 競合他社との差別化を図る
- 検証を行い集客方法を確立する
ポイントを押さえて、集客の効率化を目指しましょう。
ターゲットの明確化
まずはターゲットとする顧客を明確化するのが大切。その理由は先ほども述べたとおり、ジムへ通うニーズが多様化しているため、ターゲットを細かく絞り込む必要があるからです。ターゲットが曖昧だと、適切なアプローチをしていくのは難しいでしょう。
筋肉をつけたい方もいればダイエットを成功させたい・毎日健康に過ごしたい方もいます。例えば、筋肉をつけたい人をメインに増やしたいなら、筋肉トレーニングに特化したマシンが充実していることを打ち出すのも効果的です。
まずはどんな人に自社の会員になって欲しいのか、ターゲットの年齢層・性別などを選別し、それに合わせたアプローチが重要です。
競合他社との差別化を図る
集客競争が激化するジム業界では、競合他社との差別化は必要不可欠。数あるジムのなかで自社を選んでもらうためにも、ライバル店にはない自社ならではの強み・魅力・サービスをアピールするのが重要です。
例えばスポーツジムやパーソナルジムの場合、女性専用など性別に特化していくのも方法のひとつ。異性の目が気になる女性客を取り込むのに効果的といえます。また専属のトレーナーによるレッスンの提供や、水素水やプロテインの無料提供なども有効的でしょう。
検証を行い集客方法を確立する
効率的な集客方法を確立するためにも、集客方法の検証を行い、改善していくことが重要です。SNSで宣伝しているにも関わらず集客が伸びない・自社のホームページの閲覧数が伸びないなど、予想よりも集客ができない場合は施策自体を見直す必要があるでしょう。
スポーツジムやパーソナルジムのおすすめの集客方法をご紹介
この章ではスポーツジム・パーソナルジムのおすすめの集客方法をご紹介します。内容は以下の通りです。
- ホームページやブログを作成するSEO戦略
- Googleビジネスプロフィールを活用するMEO戦略
- InstagramやTikTokなどのSNS活用
- ホットペッパービューティーなどの美容情報サイトへの登録
- 商業施設などでのイベント実施
- リスティング広告
- ポスティング(チラシ配り)や折込チラシ
- 看板広告
- 公共機関による交通広告
- 口コミ拡散
ターゲットによっても、効果的な集客方法は異なります。ぜひ参考にして、自社に合った集客方法を見つけてみてください。
方法①ホームページやブログを作成するSEO戦略
ホームページやブログの作成は、営業時間・料金体系などの基本情報を正しく伝えられるメリットがあります。信頼性が高く、ジムに興味を持った人が正確で新しい情報を得るためにサイトに訪れるケースがほとんどです。
自社のホームページが検索結果の上位に表示されるよう、SEO対策に取り組むのも大切です。SEOとはSearch Engine Optimizationの略語で、日本語では検索エンジン最適化を意味します。例えばGoogleやYahoo!でジムを検索した際に、自社のホームページが先頭のページに表示できるようになれば、下位のページに表示されたサイトよりも多くの人に閲覧してもらえるでしょう。
GoogleやYahoo!などの検索エンジンで上位に表示されれば、多くの人に訪れてもらいやすく、集客効果も高いでしょう。ただし競合他社のホームページも多く、効果が出るまでには時間がかかる場合もあります。即効性が低いことに留意しましょう。
方法②Googleビジネスプロフィールを活用するMEO戦略
Googleビジネスプロフィールとは、Google検索・Googleマップで店舗の情報や写真を表示できるGoogleサービスのひとつ。無料で活用できるうえ、宣伝性に優れているのがポイントです。さらにMEOとはMap Engine Optimizationの略で日本語に直訳すると、マップ検索エンジン最適化を意味します。
主にGoogleマップなどの地図エンジンで検索した際に、上位に表示させるためにさまざまな施策を行うことを指します。つまりMEO対策とは、Googleで地域名と業種・業態を組み合わせて検索した際に、検索結果の上位に表示されるGoogleマップ枠に店舗や施設情報を表示するために行う最適化施策のことです。
MEO対策は、SEO対策に比べて費用が安く、短期間で上位3件に表示される・スマホの普及で検索率が高く露出度が高い・上位3件に自社を表示させることで見込み客を逃さないといったメリットがあります。MEO対策は認知度は広まっていますが、取り組んでいる企業・店舗はまだ少ないでしょう。そのため短期間で上位に表示できる可能性が非常に高いといえます。
方法③InstagramやTikTokなどのSNS活用
Instagram・TikTokなどのSNSを通じて集客を行う方法もあります。とくにInstagramは、筋トレ・ダイエット・肉体改造など、関連するキーワードをタグ付けすることにより、ジムやトレーニングに興味がある人のアクセスを増やせるのがメリットです。
キャンペーン・施策はもちろん、トレーニング方法や豆知識などの情報を発信すれば、認知度を上げるのにも効果的。また、実際にトレーニングしているところや、店内の様子を投稿するのもおすすめです。閲覧した人が行きたいと思えるような内装にするのも忘れずに行いましょう。
方法④ホットペッパービューティーなどの美容情報サイトへの登録
ジムの情報を発信していく手段として美容情報サイトに登録する方法もあります。美容情報サイトはホットペッパービューティー・ミニモなどが代表的です。
美容情報サイトはジム以外にも美容室・サロン・リラクゼーションなどの店舗も掲載されているため利用者が多いことが特徴。多数の人に自社の情報を見てもらえるのがメリットです。しかしその一方で情報量が多く、埋もれてしまう可能性もあります。
方法⑤商業施設などでのイベント実施
商業施設などでのイベントは、地域の人たちと関係構築したいときに有効な集客方法です。トレーニングの無料体験などを行えば、ジムに興味がなかった方へアプローチできるでしょう。
ただしイベント実施する際は、多くの人に参加してもらえるよう、チラシやSNSなどを活用しながら情報発信していくのが大切です。
方法⑥リスティング広告
ネット検索した際に目に留まりやすいのがリスティング広告です。リスティング広告とは特定のワードでネット検索された際に、上位に広告を表示させるサービスのこと。SEOに比べて、すぐに検索結果に反映されるのがメリット。短期間で結果に繋げたい場合に有効な方法といえるでしょう。
ただしリスティング広告は、運用し続けていくうえで、手間も費用もかかるので留意しましょう。
方法⑦ポスティング(チラシ配り)や折込チラシ
ポスティングは出店エリアの住宅のポストにチラシを配布する方法です。ポストの郵便物を確認する際に目にする可能性があるため、認知度を上げたい場合に有効な方法といえます。また宣伝したい内容を直接見てもらえるため、比較的即効性が高いのもメリットです。
さらに配布エリアを細かく絞れるため、ジムに通ってもらえそうな人が多い地域へのチラシ配布も可能。セールやキャンペーンのお知らせにおすすめです。
新聞などの折り込みチラシは地域密着型の店舗ビジネスとの相性がよく、インターネットを利用しない方や特定の地域にお住まいの方などへのアピールに向いているでしょう。とくに新店舗オープン・リニューアルオープンの際に活用するのをおすすめします。
方法⑧看板広告
看板広告は視認性が高く、長期間に渡って掲載できるため、その周辺で生活・行動する不特定多数の人たちに繰り返しアプローチできるのが最大のメリットです。また、体験トレーニングや見学を促す内容の看板であれば、ジムに興味があるが迷っているという方への訴求にも有効といえます。
店舗先に看板があれば、入店しなくてもジムのサービス・プランなどを知ることができます。さらに通りがかりの人の目に留まりやすいため、ジムの存在をアピールできるでしょう。
方法⑨公共機関による交通広告
交通広告とはバス・電車などの交通機関で広告を行うこと。交通機関内の放送・吊り革広告などが代表的です。とくに通勤通学途中のサラリーマンや学生へのアプローチに適しています。
ジムの広告を何度も目にすることで、潜在的に記憶してもらえるのがメリット。いざジムに通いたいとなったときに、候補に入る可能性があります。ただし、即効性は期待できません。近い将来、ジムに通ってくれるかもしれない人をターゲットにした集客方法といえるでしょう。
方法⑩口コミ拡散
口コミ拡散は、もっともコストを抑えた集客方法です。口コミの拡散方法には、お客様へのアンケートやメールでの回答・Googleの口コミや口コミサイト・TwitterやFacebookなどのSNS・公式サイトなどがあります。実際に利用したユーザーの口コミは信頼度が高いもの。良くも悪くも、拡散能力・影響能力に優れています。
たくさんの口コミを得るためには口コミをしてくれた特典をつけるのがおすすめ。紹介してくれた人へのクーポン・SNSでハッシュタグを付けて投稿した人へのノベルティ・リツイートした人へ抽選で粗品をプレゼントなど、特典施策を準備しておくといいでしょう。
田舎でのジム経営を視野に入れている方は、以下の記事で田舎における集客方法も解説しているので併せてご参考ください。
まとめ
ジムの市場は拡大傾向にあり、競合他社との集客競争が激化しています。集客競争に打ち勝つためにも、ジムのコンセプト・強み・魅力などを発信していくのが大切です。
集客方法はさまざまですが、それぞれの特徴・メリットを意識しながら活用していくといいでしょう。
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BBSインターナショナル株式会社
取締役
藤本 晃士
2003年、関西学院大学法学部卒。
個別指導塾のエリアマネージャー、教育系ベンチャーを経て、
2014年、現所属の母体となるNBCインターナショナル(株)に入社。
教育、飲食、リラクゼーション、美容室、フォトスタジオ等、多岐にわたる業種のFC展開に携わる。
現在は、支援するAIフィットネスFCブランドに加盟店としても取り組み、チェーンNo.1店舗に成長させる。
運営ノウハウを築きながら展開支援をおこなう、ハンズオンコンサルティングを軸に活動。