【ジム経営の初期費用はいくら?】業態別でかかる費用や初期費用を抑えるコツもご紹介

近年のパーソナルジムや24時間ジムの台頭を受け、ジム経営を検討している方も多いのではないでしょうか。しかし、ジム経営にはどのくらいの費用がかかるのかなど、気になることも多いですよね。

この記事ではジムの業態別で、かかる費用や初期費用を抑えるコツを詳しく解説していきます。ジム経営を目指すための参考にしてください。


  • ジムの開業費用はいくら?ジム経営にかかる費用の種類をご紹介

  • 【業態別】ジム経営にかかる費用の違いをご紹介

  • ジム経営にかかるコストを抑えるためには?

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<目次>

  1. ジム経営は儲かる?ジム経営の年収例もご紹介
  2. ジムの開業費用はいくら?ジム経営にかかる費用の種類をご紹介
    1. イニシャルコスト
    2. ランニングコスト
  3. 【業態別】ジム経営にかかる費用の違いをご紹介
    1. 総合型ジム
    2. マイクロジム
    3. パーソナルジム
  4. ジム経営にかかるコストを抑えるためには?
    1. スモールスタートで節約する
    2. 1つの業態に集中して経営する
    3. ジムに導入するマシンを精査する
    4. フランチャイズ経営する
  5. ジム経営で初期投資費用を効率よく回収するためには?
    1. 競合他社の調査
    2. 開業エリアの顧客層調査
    3. 競合他社・店舗との差別化を図る
    4. 接客やマシン・設備の質を保つ
  6. まとめ

ジム経営は儲かる?ジム経営の年収例もご紹介

2人の女性が歩く

ジム経営が儲かるといわれるのには、いくつかの理由があります。ひとつは、粗利が大きいことです。商品在庫などを抱える必要がなく顧客単価が高めのため、利益が出やすい傾向があります。

収入が安定しやすいことも理由のひとつです。月額制のジムが多いため、継続的に通ってくれる顧客を確保できれば、毎月一定の収益が見込めます。昨今はボディメイクや健康増進のためにジム通いする人も増加傾向。今後の市場規模拡大も期待されています。

ちなみに、ジムオーナーの年収は、800万円ほどが目安といわれています。30坪程度の規模を抑えた店舗でも売上が200万円を超える場合もあるため、年収1,000万円以上を狙うのも可能。十分に儲かる可能性のあるビジネスといえます。

さらに詳しく知りたい方は、こちらの記事もチェックしてください。

【フランチャイズジム経営は儲かる?】年収や成功させる6つのポイントも解説

 

ジムの開業費用はいくら?ジム経営にかかる費用の種類をご紹介

電卓の上にサイコロ

ジムを開業・経営するには、以下の2種類の費用がかかります。

  • イニシャルコスト

  • ランニングコスト

次の章では、それぞれの内容を詳しく解説していきます。ジム経営を目指す方は、ぜひ参考にしてください。

 

イニシャルコスト

ジム開業にかかるイニシャルコスト(初期費用)の相場は、300〜3,000万円ほどといわれています。主な項目は、物件取得費・設備工事費・マシン導入費・採用費などです。

イニシャルコストは、ジムの業態や規模、立地によって大きく異なります。限られたマシン・人員でも運営可能なパーソナルジムやマイクロジムなどであれば、比較的費用が抑えやすいでしょう。

ジムの開業資金について詳しく知りたい方は、こちらの記事もチェックしてください。

【ジムの開業資金はいくら?】目安と費用を抑える方法をご紹介!

 

ランニングコスト

ジムの開業後にかかってくるのが、ランニングコスト(運営資金)です。ジムの業態や規模、立地によって異なりますが、70〜100万円ほどが相場といわれています。主な項目は、店舗家賃・水道光熱費・人件費・広告費などです。

なかでも大きな負担になりやすいのが、店舗家賃と人件費。しかし、立地やサービスの質は集客を大きく左右するため、こだわるべき項目です。開業後に経営が立ち行かなくなることがないよう、しっかりと計画を立てておく必要があります。

 

【業態別】ジム経営にかかる費用の違いをご紹介

バーベルと男性

ジム経営にかかる費用は、業態によって大きく異なります。代表的な業態は、以下の3つです。

  • 総合型ジム

  • マイクロジム

  • パーソナルジム

次の章では、それぞれの費用の相場や特徴を詳しく解説していきます。どのようなジムを経営するべきか検討中の方は、ぜひ参考にしてください。

 

総合型ジム

総合型ジムは、豊富なマシンやスタジオプログラム、温浴施設やプールなどの充実した設備が特徴の業態です。店舗規模も大きくなりやすいため、開業資金が億を超えるケースもあります。

また、ランニングコストも高額です。大規模な店舗の家賃・充実した設備の維持にかかる水道光熱費などに加え、清掃管理費などメンテナンスにも費用がかかります。運営にも多くの人員を要するため、人件費も大きくなりがちです。

 

マイクロジム

マイクロジムとは、その名の通り小規模なジムのことです。限られたスペースで運営可能なため、物件取得費用や店舗家賃が抑えやすいといえます。フランチャイズ展開しているジムも多い、注目度の高い業態です。

マシンや設備はある程度充実させる必要があるため、初期費用は比較的高額な傾向があります。しかし、多くの人員を必要としないため、人件費を抑えやすいのが特徴です。

 

パーソナルジム

パーソナルジムは、比較的狭いスペースでも開業可能です。充実した設備や豊富なマシンを必要としないため、初期費用が抑えやすい業態といえます。また、マンツーマン指導が特徴の業態のため、人件費を抑えやすいのが特徴です。

しかし、有名ジムと異なり知名度が低いため、どれだけ顧客に知ってもらえるかが重要なポイント。開業時には、ほかの業態よりも多くの広告宣伝が必要でしょう。

 

24時間ジムに関しては以下の記事で詳しく解説していますので、ご参考ください。

 

ジム経営にかかるコストを抑えるためには?

ランニングマシン2人女性

ジム経営にかかるコストを抑えるためには、以下の4つのポイントが重要です。

  • スモールスタートで節約する

  • 1つの業態に集中して経営する

  • ジムに導入するマシンを精査する

  • フランチャイズ経営する

次の章では、それぞれの内容を詳しく解説していきます。

 

スモールスタートで節約する

ジムの開業には、高額な資金が必要です。経験やノウハウが不足した状態でいきなり大規模なジムを開業することは、リスクが大きすぎるといえます。そのため、マシン購入や設備投資などを必要最低限に抑え、なるべく小規模でスタートするのがおすすめです。

マイクロジムやパーソナルジムなら、限られたスペース・器具・人材でも開業可能。初期費用や運転資金が抑えやすいため、経営失敗のリスクを軽減できるでしょう。

 

1つの業態に集中して経営する

総合ジムは、豊富なトレーニングマシンだけでなく、スタジオプログラム・プールなど提供するサービスが多岐にわたります。そのため、さまざまな分野への投資が必要になり、開業資金が高額になりやすいのです。

マイクロジムやパーソナルジムなら、こだわったいくつかのマシンと限られた人員での経営が可能。1つの業態に集中することで提供するサービスの質を高め、軌道に乗せてから規模を広げていくのがおすすめです。

 

ジムに導入するマシンを精査する

トレーニングマシンが豊富なことは、ジムの魅力にもなります。しかし、ブランドにこだわって高額なマシンばかり選択するのは得策とはいえません。

開業資金節約のためにも、顧客が求めるニーズを満たせるマシンを精査し、必要なものだけ導入することが重要です。予定外の出費が発生しないよう、冷静に購入を判断しましょう。

 

フランチャイズ経営する

ジム経営にかかる初期費用を抑えたいなら、フランチャイズでのジム経営もおすすめです。フランチャイズに加盟することで有益なノウハウの提供が受けられるため、無駄な開業資金をかけずに済みます。

また、開業前の研修や開業後の経営相談など、手厚いサポートが期待できるのもメリット。加盟金やロイヤリティの支払いが必要になりますが、未経験からジム経営をはじめる方でもスムーズに開業しやすいでしょう。

ジム経営で初期投資費用を効率よく回収するためには?

ガッツポーズする男性

ジム経営で初期投資費用を効率よく回収するためには、以下の4つが重要です。

  • 競合他社の調査

  • 開業エリアの顧客層調査

  • 競合他社・店舗との差別化を図る

  • 接客やマシン・設備の質を保つ

初期投資費用を効率よく回収することは、ジム経営成功において非常に重要なポイントです。次の章では、それぞれの内容を詳しく解説していきます。

 

競合他社の調査

ジム経営を成功させるには、競合他社の調査が必要不可欠です。どのような地域で、どのようなジムが人気なのかを、徹底的に調べましょう。

なかでも、料金・営業時間・立地の3つは非常に重要なポイント。人気ジムの傾向をチェックして顧客のニーズを洗い出すことが、初期投資費用を効率よく回収するための近道です。

 

開業エリアの顧客層調査

ジム経営を成功させるためには、自分が開業を目指すエリアの顧客層を知っておく必要があります。ジムの業態・提供サービス・営業時間などを決定するために重要な情報です。

顧客層を把握しておけば、ターゲットを絞った戦略を練ることが可能。郊外の住宅街なら年配層や主婦層を狙って朝〜昼のプログラムを充実させるなど、ニーズを汲み取ったサービスの提供がしやすくなります。

田舎でのジム経営を視野に入れている方は、以下の記事も併せてご参考ください。

競合他社・店舗との差別化を図る

継続的に通ってくれる顧客を得ることが、初期投資費用を効率よく回収するための近道です。そのためには、競合他社・店舗との差別化を図ることが大切。同じような料金で似たようなサービスを提供していては、安定した集客は期待できません。

信頼度の高い資格を持ったトレーナーの在籍をアピールする・女性専用のジムにするなど、近隣店舗にない特徴を取り入れ、自店舗だけの強みを保つことが重要です。

 

接客やマシン・設備の質を保つ

提供サービスに対する顧客満足度が低ければ、継続的な来店は期待できません。なかでもトレーナーの接客の質は、顧客の満足度を高める重要なポイントになります。トレーニングの知識があることはもちろん、笑顔で接する・清潔感があるなど、基本的なことも大切です。

また、マシンや設備を清潔に保つことも重要。顧客がいつでも快適にすごせる環境を提供することは、ジムの信頼度アップにもつながるでしょう。

 

まとめ

笑顔でランニングする女性

ジム経営にかかる費用は、ジムの業態や規模によって大きく異なります。まずはできるだけコストを抑えた、リスクの少ない開業がおすすめ。はじめてのジム経営なら、フランチャイズ加盟も検討してみましょう。

安定した高収入を目指せるビジネスのひとつ、ジム経営。必要な費用の目安を知り、スムーズな開業を目指しましょう。

 

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この記事の信頼性

BBSインターナショナル株式会社 取締役 藤本 晃士

BBSインターナショナル株式会社

取締役

藤本 晃士

2003年、関西学院大学法学部卒。
個別指導塾のエリアマネージャー、教育系ベンチャーを経て、
2014年、現所属の母体となるNBCインターナショナル(株)に入社。
教育、飲食、リラクゼーション、美容室、フォトスタジオ等、多岐にわたる業種のFC展開に携わる。
現在は、支援するAIフィットネスFCブランドに加盟店としても取り組み、チェーンNo.1店舗に成長させる。
運営ノウハウを築きながら展開支援をおこなう、ハンズオンコンサルティングを軸に活動。

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