【ジムのフランチャイズは儲かるの?】収入例や儲かりやすいジムの特徴もご紹介

ジムを開業する際に、フランチャイズ契約をして経営しようと考える方は多くいます。しかし、中には「本当に儲かるのか」「どのくらいの収入が得られるのか」など具体的な情報について理解できていない方もいます。

 

本記事では、ジムのフランチャイズオーナーの年収例や開業するメリット・デメリット、さらに、経営の失敗を未然に防ぐために特に注意すべき5つのポイントなどを詳しく紹介します。

 

これからフランチャイズで開業した場合、どのくらいの収入が得られるのか、月々かかるコストはどの程度なのかなど、費用における目安を正しく把握できるよう、ぜひ本記事でお伝えする情報を参考にしてください。

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<目次>

  1. フランチャイズのジムオーナーの年収について
  2. ジムの経営が儲かりやすい背景
  3. フランチャイズでジムを開業するならどのタイプがおすすめ?
    1. 小規模のジム
    2. パーソナルジム
  4. ジムをフランチャイズで開業する7つのメリット
    1. メリット①ロイヤリティが無料のところもある
    2. メリット②初期費用がリーズナブル
    3. メリット③スモールスタートが可能
    4. メリット④経営や集客のノウハウがあり未経験でも始めやすい
    5. メリット⑤開業後に研修を受けられる
    6. メリット⑥裁量を容認しオリジナル性が出せる場合もある
    7. メリット⑦珍しい設備で差別化を図り集客が見込める
  5. ジムのフランチャイズを開業する2つのデメリット
    1. デメリット①本部が人材募集を代行する場合がある
    2. デメリット②自分のトレーニング知識を広告に書けない
  6. ジム経営で失敗を防ぐ5つのポイント
    1. ポイント①初期費用・固定費を抑える
    2. ポイント②トレーニングプランの詳細設定
    3. ポイント③利便性を兼ねた物件選定
    4. ポイント④他店・他社との差別化を図る
    5. ポイント⑤優秀なトレーナーの確保
  7. まとめ

フランチャイズのジムオーナーの年収について

ビジネスマンのガッツポーズ

フランチャイズのジムオーナーの年収は、これから開業を目指す方にとって気になるポイントといえます。フランチャイズの経営では、標準的に年収800万円を達成できるとされており、固定客の確保や新規顧客をスムーズに得られる場合、1,000万円を超えることも少なくありません。

また、複数店舗の経営や従業員育成、物販など、様々な面でもうまくすすめていけることができれば年収1,500万円を超えることもできます。

例えば、20万円のコース(2か月間で18回分のトレーニング)を作った場合、、1ヶ月で5名ほどの顧客獲得ができれば年間60名の新規会員が増えることになります。この場合、単純計算で1,200万円の売上となり、経費などを差し引いても900万円から1,000万円近くの利益を獲得することが可能です。

ジムの経営が儲かりやすい背景

ランニングマシン

現在、ジムの運営において特に注目すべきポイントが3つあり、それらは経営をすすめていく上でとても重要な追い風となっています。

【ジムの経営に追い風となる背景】

  • 市場規模の拡大
  • 運動目的の多様化
  • 高齢化社会における老化や機能低下予防のニーズ拡大

健康志向が高まりつつある現代は、ジム全体の市場規模は拡大傾向となっており、業績を伸ばしやすいのが特徴です。また、これまでジムはスポーツ選手や筋肉を強化したい方が主となっていましたが、現在は健康促進やスタイルの改善、リハビリなどその目的も多様化しています。

さらに、超高齢化社会の日本では健康を意識する年配の方が増えており、老化や機能低下の予防のためにジムを利用する方も少なくありません。儲かりやすいポイントについてもっと詳しく知りたい方は、下記リンクのページをぜひ参考にしてください。

フランチャイズでジムを開業するならどのタイプがおすすめ?

家具内装

フランチャイズでジムを開業する場合、大きく分けて2つのおすすめのタイプに分類できます。それぞれどのようなタイプのジムなのか、その特徴について詳しくみていきましょう。

【フランチャイズでおススメのジムのタイプ】

  • 小規模のジム
  • パーソナルジム

 

小規模のジム

小規模ジムの場合、初期費用などのコストを抑えた開業が可能になります。規模が大きければそれだけ設備も必要になり、導入機材も豊富に準備しなければいけません。しかし、規模が小さいジムであれば必要最低限の設備で開業でき、内装工事代もかかりにくいのが特徴です。

居抜き物件などを活用すればさらにコストをおさえることができるため、ジムをフランチャイズで開業する場合はとてもおすすめといえます。まずはスモールスタートからはじめ、経営を軌道に乗せることができてから規模を大きくしたり、店舗数を増やすことを視野に入れてみてください。

 

パーソナルジム

パーソナルジムとは、顧客にそれぞれトレーナーがつき、1対1でトレーニングを行うジムです。理想的な身体作りを誰もが効率よくできるパーソナルジムは人気が高く、トレーナーの専門的知識や豊富な経験を活かしてトレーニングすることで大きな効果が期待できます。

パーソナルジムの場合、安く抑えればマシンの準備は100万円前後で可能となり、内装費などもさほど大きな負担にはなりません。

導入機材が古いマシンであっても、トレーナーが上手く使いこなすことができれば最新式に劣らない効果が発揮されることもあります。

また、広告費や賃貸料金、光熱費などのコストはおよそ30万円からが目安となっており、必要な資金はそこまで大きくならないのが特徴です。

 

ジムをフランチャイズで開業する7つのメリット

虫眼鏡

ジムでフランチャイズを開業する場合には様々なメリットがあります。ここでは特に重要となる7つの項目についてお伝えします。

ジムをフランチャイズで開業することで得られるメリットとはどんなものがあるのか、個人の開業とは違うポイントは何なのか、具体的な内容についてみていきましょう。

【ジムをフランチャイズで開業する7つのメリット】

  • ①ロイヤリティが無料のところもある
  • ②初期費用がリーズナブル
  • ③スモールスタートが可能
  • ④経営や集客のノウハウがあり未経験でも始めやすい
  • ⑤開業後に研修を受けられる
  • ⑥裁量を容認しオリジナル性が出せる場合もある
  • ⑦珍しい設備で差別化を図り集客が見込める

 

メリット①ロイヤリティが無料のところもある

ロイヤリティとは、フランチャイズ本部に定期的に支払うものです。通常フランチャイズ契約した場合、ロゴや企業名の使用、経営ノウハウの活用などを行うため、ロイヤリティを支払う義務が生じますが、中には支払いの必要がないケースも少なくありません。

売上が安定していない時期や顧客が獲得できていない場合でもロイヤリティの支払いは必要となるため、支出として大きな負担になってしまうことは多くあります。しかし、ロイヤリティが無料であればこうした心配もなく、運転資金の面においてとても好都合といえます。

 

メリット②初期費用がリーズナブル

リーズナブルな初期費用で開業できるのも、ジムをフランチャイズで開業する大きなメリットの1つです。一般的に、ジムを開業するためには500万円以上かかるとされており、規模が大きければ5,000万円から1億円程度を超えることも珍しくありません。

フランチャイズでの開業の場合、500万円から3,000万円ほどでスタートすることが可能なケースもあり、手の届きやすい初期費用が魅力といえます。

フランチャイズ本部によっては、オーナーがトレーナーとして勤務することによって加盟金の分割払いが可能となったり、必要自己資金50万円でジムの開業ができるといったものもあり、スタートするためのハードルが低いのが特徴です。

ジムのフランチャイズ開業に必要な費用については以下の記事でも解説しています。

 

メリット③スモールスタートが可能

本記事でもお伝えしているように、ジムは経営が軌道に乗るまでまずはスモールスタートがおすすめです。規模を小さくスタートさせることで、その分初期費用を節約し人件費も削ることが可能になります。

スモールスタートは1人での運営や自宅開業もできるため、支出を抑えて収益を確保しやすいのがポイントです。

 

メリット④経営や集客のノウハウがあり未経験でも始めやすい

フランチャイズ本部が提供してくれるノウハウを駆使することで、未経験でも事業を始めやすいというポイントがあります。

フランチャイズ本部のノウハウや集客は、これまでの実績や経験、得られた知識などの莫大なデータを基に作られているため、効果的な方法で顧客の獲得や経営を進めていくことが可能です。

個人開業では気付けないようなポイントや効率の良い集客方法などもあるため、未経験でも参入しやすいのはフランチャイズで開業するメリットといえます。

 

メリット⑤開業後に研修を受けられる

今現在、フィットネスジムに通う顧客は単純に「筋肉をつけたい」「痩せたい」といった理由ではなく、その他にも様々な要素を求める傾向にあります。「厳しいメニューではなく楽しみながら身体作りをしたい」「医学的知識を使用したプランを作ってもらいたい」など、求める内容は1人1人それぞれ異なります。

こうしたニーズにうまく対応していくためには、常に新しい考え方や、ジム以外のジャンルについても知識を蓄えておかなければいけません。フランチャイズで開業すれば、定期的に研修を受けられることも多いため、学ぶ環境が整っており知識を習得しやすいのが特徴です。

 

メリット⑥裁量を容認しオリジナル性が出せる場合もある

一般的に、フランチャイズで開業する場合は本部の方針に従って経営する必要があります。しかし、中にはオリジナリティを出して運営可能なケースも多く、フランチャイズ加盟したオーナーの裁量を認めてくれることも少なくありません。

フランチャイズ本部の中には、プランごとの料金設定を任せてくれることもあり、さらに会社がフランチャイズに加盟することで、ヨガ教室やマッサージなどを導入し、社員のリフレッシュに活用されることもあります。

 

メリット⑦珍しい設備で差別化を図り集客が見込める

フランチャイズ本部の中には、他にはない珍しい設備で差別化を行っているケースもあり、効率的な集客効果が見込めます。

たとえば「遺伝子分析システム」は遺伝子レベルで身体を分析し、自分自身の体質などに合ったトレーニング方法を提供してくれるため、より効果が期待できるのがポイントです。

遺伝子分析システムは、プロのスポーツ選手でも利用経験があります。今はまだそこまで幅広く導入されておらず認知度も低いため、こうした珍しい設備は他との差別化を図るビジネスチャンスともいえます。

 

ジムのフランチャイズを開業する2つのデメリット

クリップ

ジムのフランチャイズ開業におけるメリットは様々ありますが、もちろんデメリットも存在します。ここでは、開業前に必ず知っておくべきジムのフランチャイズ開業における2つのデメリットについて詳しくみていきましょう。

【ジムのフランチャイズを開業する2つのデメリット】

  • ①本部が人材募集を代行する場合がある
  • ②自分のトレーニング知識を広告に書けない

 

デメリット①本部が人材募集を代行する場合がある

オーナーではなく本部が働く人材を募集する場合があります。そのため、自分が想像しているような人材とは異なるスタッフが採用されることが少なくありません。

新規スタッフの採用業務は何かと時間も手間もかかるため、本部が行ってくれることで助かる面もありますが、本部で手配した人材ということもあり断りにくく、イメージとは違ったスタッフと共にスタートしなければいけない点はデメリットといえます。

 

デメリット②自分のトレーニング知識を広告に書けない

ダイエットや人体のメカニズムなど、過去に自分が専門的に学んだ知識があったとしても、このような内容を広告に書くことはできません。フランチャイズ本部の中には許可してくれるケースもありますが、基本的にはNGとしている場合が多いので、「極稀に許可してくれることがある」程度に考えておきましょう。

しっかりと学び培ってきた知識であっても、証拠不十分であったり明確な根拠がないといった理由で広告への掲載を拒否されることは珍しくありません。

 

ジム経営で失敗を防ぐ5つのポイント

ホワイトボード

これからジムの経営を目指している方の中には、「失敗したらどうしよう」「ジムを経営したいけれど自信がない」と不安に感じている方も少なくないのではないでしょうか。そこで、ここではジム経営で失敗しないために注意すべき5つのポイントについてお伝えします。

初めての経営だからこそ、ここで紹介する項目それぞれの内容を正しく把握し、ジム経営の失敗を防ぎスムーズに運営できるよう準備していきましょう。

【ジム経営で失敗を防ぐ5つのポイント】

  • ポイント①初期費用・固定費を抑える
  • ポイント②トレーニングプランの詳細設定
  • ポイント③利便性を兼ねた物件選定
  • ポイント④他店・他社との差別化を図る
  • ポイント⑤優秀なトレーナーの確保

 

ポイント①初期費用・固定費を抑える

初期費用・固定費をかけすぎてしまうと、回収するまでが長くなり年収をあげることができません。規模が大きなジムの場合は維持費も大きな負担となってしまいます。まずはマンションの1室などから始め、初期費用や固定費を出来る限り抑えた開業を目指してください。

特に人件費や広告費はとても大きな支出となります。スモールスタートであれば1人での運営ができるため人件費をかけずに営業でき、さらにSNSを活用すれば広告費も抑えることが可能です。

マシンを選定したり居抜き物件を活用するなど、やり方次第で初期費用や固定費は大きく下げることができるため、ぜひ可能な限り節約して開業してください。しかし、必要な部分にはしっかりと費用を充てるようにしましょう。

安いからという理由だけで物件を決めてしまったり、マシンを見極めず選んでしまった場合、顧客の獲得が難しく結果的に経営をうまく軌道に乗せることができなくなってしまうため注意が必要です。

 

ポイント②トレーニングプランの詳細設定

本記事でもお伝えしているように、現在ジムを利用する方々はそれぞれ目的が多様化しています。多くの方のニーズに応えるためにはトレーニングプランの詳細設定は欠かせません。

年齢や性別・職業・住んでいるエリアなどに合わせて設定していくようにしてください。たとえば、若い世代をターゲットにした場合、あまり高額なプランだと敬遠されてしまうため、無理のない資金範囲を考えてプラン価格を決め、サポート内容も最低限にします。

しかし、中には「食事指導をしてほしい」「トレーニング日数を増やしたい」など、それぞれの要望は異なるため、基本プランに付加価値をつけたサービスなども用意し、個々の希望に沿ったトレーニングが提供できるように準備しておきましょう。

 

ポイント③利便性を兼ねた物件選定

開業エリアは利便性を重視してください。駅から近く徒歩で行ける範囲、また、公共の乗り物を使用して通いやすい場所はもちろん、駅から遠い場合は駐車場が確保しやすいかなども注目すべきポイントです。

通いやすさはそのままジムに通う継続率の向上にも繋がります。通いにくい場所にあれば途中で面倒になり、通うのをやめてしまうことも少なくありません。

さらに、施設内の清潔感やシャワー室の広さなどの利便性も大きく関係します。気持ちよく過ごせる環境を提供できるか、物件を決める場合は利用者目線でチェックしておきましょう。

場所によっては競合が少ない郊外・地方都市の方が成功しやすいこともあります。そのエリアのニーズや利便性をしっかりと調査し、適した場所を見極めてください。

 

ポイント④他店・他社との差別化を図る

市場規模が拡大しているジム業界ですが、その分店舗数も全国的に増加傾向となっています。新しく開業する場合、とくに注意すべきなのが他店・他社との差別化です。新しいジムがオープンしても、既にエリア内にあるジムと同じようなものでは魅力を伝えられず、上手く集客することはできません。

選んでもらうためには、「通うことでどんなメリットが得られるのか」「他のジムとは何が違うのか」といった明確な特徴を提示する必要があります。たとえば、周囲のジムよりも営業時間を1時間長くするだけで大きなアピールポイントになり、24時間営業であればさらにターゲット層を幅広くすることも可能です。

広告を出す場合、コンセプトを明確にしておけば目に留まりやすい謳い文句やプランなどをアピールできるため、ライバルに負けないような差別化を図るようにしましょう。

 

ポイント⑤優秀なトレーナーの確保

ジムを開業する場合、オーナーは特別な資格を保有している必要はありません。しかし、トレーナーとしての実績や経験、知識は重要な武器となります。とくにパーソナルジムの場合、ライバルの競合店舗との差別化を図るうえでも経験や実績は欠かせません。

ジムを利用する方は、優秀なトレーナーがいる所に流れていきます。豊富な経験や知識・実績を有する優秀なトレーナーを確保し、集客で強くアピールしておきましょう。また、お伝えしたように資格は特に必要ありませんが、トレーナーとしての知識を身につけアピール材料としても使える下記の資格を取得するのもおすすめです。

 

【ジムの開業におすすめの3つの資格】

  • NSCA CPT
  • NESTA PFT
  • JATI

さらにジムの経営について詳しく知りたい方は、下記リンクページ内容を参考にしてみてください。

【ジムのフランチャイズ】開業費用・収入など経営する前に知るべきこと【オーナー募集一覧もご紹介】

 

まとめ

フィットネススタジオ

フランチャイズでジムの開業をする場合、様々なメリットが得られる一方、当然ですがデメリットも存在します。そのため、それぞれを事前に正しく把握しておくことが大切です。また、本記事では、フランチャイズのジムオーナーの年収の目安やおすすめのジムのタイプ、失敗しないために必要な5つのポイントについてもお伝えしました。

内容を深く理解し、フランチャイズでのジム経営をスムーズに行えるよう、本記事でお伝えした情報を参考に徹底した準備をしておきましょう。

 

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この記事の信頼性

BBSインターナショナル株式会社 取締役 藤本 晃士

BBSインターナショナル株式会社

取締役

藤本 晃士

2003年、関西学院大学法学部卒。
個別指導塾のエリアマネージャー、教育系ベンチャーを経て、
2014年、現所属の母体となるNBCインターナショナル(株)に入社。
教育、飲食、リラクゼーション、美容室、フォトスタジオ等、多岐にわたる業種のFC展開に携わる。
現在は、支援するAIフィットネスFCブランドに加盟店としても取り組み、チェーンNo.1店舗に成長させる。
運営ノウハウを築きながら展開支援をおこなう、ハンズオンコンサルティングを軸に活動。

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