確実に儲かるフランチャイズはある?失敗しない本部選びと儲かるフランチャイズを紹介!

「自分のお店を持ちたいけれどリスクが怖い」「事業を始めたいけれど何をすればいいか分からない」このような悩みを抱えている方の中には、フランチャイズでの開業を検討している方も多くいるのではないでしょうか。

しかし、フランチャイズは儲かるのか?失敗しないためにはどう選べばいいか?など、分からないことや気になる点が多いというケースも少なくありません。

本記事では、確実に儲けられるフランチャイズはあるのか、実際に儲かっている企業や個人の事例、メリットやデメリットについて紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

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<目次>

  1. 確実に儲かるフランチャイズは存在するのか?
    1. フランチャイズは事業なので、リスクは存在する
    2. 儲かりやすい狙い目のフランチャイズは存在する
  2. 実際にフランチャイズで儲かっている企業の事例を紹介
    1. 株式会社フジタコーポレーション
    2. 株式会社G-7ホールディングス
    3. 株式会社ありがとうサービス
  3. 実際にフランチャイズで儲かっている個人の事例を紹介
    1. 唐揚げ屋やクリーニング系のフランチャイズ
    2. 代理店系のフランチャイズ/投資型フランチャイズ
  4. 儲かるフランチャイズの特徴とは?失敗しない業種の選び方4選
    1. ビジネス自体が新しく競合があまりいない
    2. 補助金がもらえるビジネス
    3. 需要があり市場が伸びているかつ流行に左右されにくい
    4. エリア制限をかけている
  5. 儲かるフランチャイズの人気おすすめ5選
    1. ジム・フィットネス
    2. ハウスクリーニング
    3. コンビニ
    4. 無人ゴルフ
    5. セルフエステ
  6. フランチャイズ経営の本部を選ぶ際に気をつけたい6つのポイント
    1. 日本フランチャイズチェーン協会に加盟しているか
    2. 開業・運転資金が許容範囲内か
    3. 本部のサポート体制は十分に整っているか
    4. 既存店の収益や初期投資の回収期間はどれぐらいなのか
    5. 加盟金やロイヤリティはいくらなのか
    6. エリアの制約など出店の条件を確認
  7. まとめ:確実に儲かるフランチャイズは存在しないので自分で見極めることが大事!

確実に儲かるフランチャイズは存在するのか?

かえると新規出店

「必ず儲かる」「リスクのない開業」など、フランチャイズを検討する際にはこうした本部の謳い文句を見たことがある方も多いのではないでしょうか。

しかし、実際にそのようなことが可能なのか疑問や不安を感じる方も少なくありません。

確実に儲かるフランチャイズは存在するのか、ここでお伝えする2つのポイントについて正しい情報を把握し、フランチャイズに対しての理解を深めておきましょう。

【確実に儲かるフランチャイズは存在する?】

  • フランチャイズは事業なので、リスクは存在する
  • 儲かりやすい狙い目のフランチャイズは存在する

 

フランチャイズは事業なので、リスクは存在する

「ノーリスクで開業」など、フランチャイズ本部ではリスクをなくした開業を大々的に宣伝しているケースもあります。しかし、フランチャイズはあくまでも事業となるため、リスクのない開業は存在しません。

100%の黒字が保証されていることはなく、大量の在庫を抱えてしまったり、赤字経営となりやむなく廃業することもあります。個人ではなくフランチャイズ経営であっても、必ずリスクはつきものです。

リスク回避するために、事前にフランチャイズにはどのようなリスクがあるのかを知ったり、自分の適性やフランチャイズの成功例、失敗例を確認しておくことも大事です。以下の記事も併せてご参考ください。

儲かりやすい狙い目のフランチャイズは存在する

「必ず儲かる」「確実に利益が出る」などのキャッチコピーを使用しているフランチャイズ本部もありますが、先にも紹介したようにリスクは必ずあります。

しかし、儲かりやすい狙い目のフランチャイズが存在するのも事実です。リスクがある反面、成功確率が高い業種を選択すれば、効率よく利益を出すことも不可能ではありません。

「絶対にこの業種が良い」「やりたい業界が決まっている」という場合は別ですが、成功率の高い種類を優先的に選べば、しっかりと利益を獲得しやすくなります。

以下の記事では、フランチャイズ狙い目業種や利益を出す上で注意すべき点もご紹介していますので、併せてご参考ください。

実際にフランチャイズで儲かっている企業の事例を紹介

ビル群

フランチャイズで実際に儲かっている企業にはどのような種類があるのか、ここで代表的な3つの会社を紹介します。

フランチャイズで儲かるとはどういうことか、どのような形で成功を収めているのかなど、他のフランチャイズ本部と何が違うのかをよく理解し、企業ごとの特徴について把握しておきましょう。

【実際にフランチャイズで儲かっている企業3例】

  • 株式会社フジタコーポレーション
  • 株式会社G-7ホールディングス
  • 株式会社ありがとうサービス

 

株式会社フジタコーポレーション

株式会社フジタコーポレーションはミスタードーナッツや牛角といった大手飲食店など、数多くフランチャイズに加盟している企業です。

1978年、北海道苫小牧でミスタードーナッツのショップをオープンしたのを皮切りに、様々なフランチャイズの加盟をすすめました。その結果、2019年には全国に75店舗を運営する大手企業へと成長しています。

現在は、ドトールやセリアなど、知名度も高く生活に密着したショップのフランチャイズ加盟をすすめており、集客力も強くさらなる発展を目指しています。

 

株式会社G-7ホールディングス

もともとはオートバックスのフランチャイジーで、オートセブン加古川店として創業しました。2002年、子会社として株式会社サンセブンを設立し、全国に数多くの店舗を構えている「業務スーパー」のフランチャイジーになります。

現在は、「G-7オートサービス」でオートバックス事業を展開し、「G-7スーパーマート」で業務スーパー事業を展開している会社を傘下に持ち、各業種へ進出しています。

 

株式会社ありがとうサービス

愛媛県今治市に本社を構えている株式会社ありがとうサービスは、愛媛発のメガフランチャイジーとしても知られており、東証JASDAQに上場しています。

ハードオフコーポレーション、ブックオフコーポレーションのリユース事業と、大戸屋やモスバーガーなどの飲食店におけるフードサービス事業があります。

フランチャイズ加盟での成功を収めていることはもちろんですが、その他にも温浴施設や生産者の直売所運営を行う地方創生事業なども行っており、手広い経営をすすめているのが特徴です。

 

実際にフランチャイズで儲かっている個人の事例を紹介

人差し指

フランチャイズで儲かっているのは大手企業だけではありません。個人でフランチャイズをスタートさせてしっかりと利益を獲得しているケースも多くあります。

ここで、実際にフランチャイズで儲かっている個人の事例について、代表的な2つの種類を紹介します。

【実際にフランチャイズで儲かっている個人2例】

  • 唐揚げ屋やクリーニング系のフランチャイズ
  • 代理店系のフランチャイズ

 

唐揚げ屋やクリーニング系のフランチャイズ

個人のフランチャイズで多くの方が優先的に選ぶのが、低リスクでスタートできる業種です。ここ数年、唐揚げ専門店やクリーニング店は低リスクで始められるため注目されており、個人で成功を収めている例も数多くあります。

唐揚げ屋の場合、店舗規模は小さくても、調理するためのフライヤーと少人数のスタッフがいればお店を回すことが可能です。基本的にとり肉を扱うだけなので原材料費も大きくかかりません。

さらに、現在は共働き世帯が多く、クリーニング屋は需要が高まっている傾向となっています。唐揚げ屋同様に大型の店舗とする必要はなく、初心者でも始めやすいのが特徴です。

どちらも低予算で始められ、利益を出しやすくランニングコストも最小限に抑えることが可能となるため、個人のフランチャイズでは特におすすめの業種といえます。

 

代理店系のフランチャイズ/投資型フランチャイズ

副業として手軽にスタートできるのが、代理店系のフランチャイズや投資型フランチャイズです。在庫を抱える必要もなく、自分が実際に店舗に立つこともないため、気軽にスタートして利益を獲得しているケースも少なくありません。

投資型フランチャイズの場合は運営を本部に委託するため、運営には関わらずに利益を獲得しているケースが殆どです。

本業をやめてフランチャイズ一本で生計を立てるということではなく、今の仕事とうまく組み合わせて収入を増やしたいと考えている方に特に向いている業種になります。

また、下記のレポートは、フランチャイズを投資の視点から見る方法、運営の手間がかからないフランチャイズついて詳細に説明しています。

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儲かるフランチャイズの特徴とは?失敗しない業種の選び方4選

招き猫

フランチャイズ本部は様々な業種で数多く存在しており、どの企業を選べばいいのか迷ってしまう方も多くいるのではないでしょうか。

儲かるフランチャイズとはどのような特徴があるのか、ここで、失敗しないための選び方を4選紹介します。

それぞれどういった点に注目すべきかを把握し、フランチャイズを選択する際の参考にしてください。

【失敗しない業種の選び方4選】

  • ビジネス自体が新しく競合があまりいない
  • 補助金がもらえるビジネス
  • 需要があり市場が伸びているかつ流行に左右されにくい
  • エリア制限をかけている

 

ビジネス自体が新しく競合があまりいない

新しいビジネスは当然リスクもあります。しかし、その新しいビジネスが、フランチャイズが考え抜いた徹底したものであれば、成功する可能性は高く、今までにない大きなチャンスを掴むことも可能です。

フランチャイズにおける新規ビジネスは、ほぼ競合がいない点や新規参入が少ないという特徴があり、顧客の獲得がしやすく独占的に行えるのも大きなメリットです。

斬新すぎるサービスは敬遠されてしまうこともありますが、多くの人が求めているニーズの高いサービスであれば、効率よく儲けを出す可能性は十分あります。

 

補助金がもらえるビジネス

数多くあるフランチャイズの中には、ビジネスをスタートさせることによって補助金を申請できるケースも少なくありません。

特に医療関係や福祉事業などの場合、国からの補助金があるため、初期費用などのコストを抑えて低リスクでの開業が可能になります。

 

需要があり市場が伸びているかつ流行に左右されにくい

フランチャイズに限った話ではありませんが、需要があり市場の伸びがある業種は特に狙い目といえます。

市場全体に活気があれば集客もしやすく、効率よく儲けを出すことが可能です。ただし、一時的なブームとなった業種など、その瞬間の市場の盛り上がりは大きくても徐々に下火になってしまうことも少なくありません。

こうしたフランチャイズは失敗するリスクも大きくなるため、注意が必要です。

基本的に、フランチャイズは本部のノウハウや方針を軸とした営業を行うため、自分で好き勝手に方針を変えることはできません。そのため、伸び盛りの業種であっても持続的に需要が維持できる業種かをしっかりと見極めることが大切です。

 

エリア制限をかけている

エリア制限をかけず、一定のエリア内にいくつもの店舗を展開するドミナント戦略は、主にコンビニエンスストアによくみられる戦略です。

フランチャイズの本部としては良策となる可能性がありますが、店舗を運営するオーナーとしては死活問題になることも珍しくありません。

単純に、同じお店が近くに出店している状態では、顧客の獲得は難しく、1店舗当たりの売上は確実に減少します。

エリア制限をかけていないフランチャイズの場合、どれだけ1店舗の売り上げが高くエリア内で多くの顧客を獲得していても、同フランチャイズ店舗の出店を防ぐことはできません。

同じお店が近場にできれば確実に売上を維持することはできなくなります。儲けを出すことを最優先としてフランチャイズをスタートさせる場合は、エリア制限をかけている本部を選ぶようにしてください。

 

以上が失敗しにくいフランチャイズの業種の選び方です。フランチャイズの失敗事例については以下の記事で詳しく解説しているので、そちらも併せてご参考ください。

儲かるフランチャイズの人気おすすめ5選

おすすめ

「具体的に儲かるフランチャイズはどんな業種?」「開業したいけれどどの市場を狙えばいいか分からない」こうした悩みを抱えている方のため、儲かるフランチャイズのおすすめ5選を紹介します。

しかし、「儲かるから」という理由で選ぶのではなく、経験や知識がある業種はもちろん、興味・関心があり、情熱をもって一生懸命取り組める種類を選択してください。

【儲かるフランチャイズの人気おすすめ5選】

  • ジム・フィットネス
  • ハウスクリーニング
  • コンビニ
  • 無人ゴルフ
  • セルフエステ

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ジム・フィットネス

ジム・フィットネスは数多くある業種の中でも1,000万円以上の利益を狙える人気フランチャイズです。

新型コロナウイルスの影響で自宅時間が増えた方や、在宅ワークになり日ごろの運動不足を懸念している方など、全国的に利用者の増加も注目されている点もポイントの1つです。

中でも、女性専用フィットネス「ファディー」は、AIマシンを導入して他店との差別化を明確にしています。手が少ない市場となっているため競合も少なく、まさに狙い目といえるフランチャイズでしょう。

ターゲット層を女性限定にしているため、効率的な集客がしやすく現在フランチャイズ加盟店が100店舗に迫る勢いで成長しています。

会員制ビジネスで安定したストック収入を得ることもでき、更に平均入会率85%という実績もあるため、初めての独立でも始めやすい企業です。

ファディーの情報をもっと知りたい方は、ぜひ一度問い合わせてみてはいかがでしょうか。

 

ハウスクリーニング

「手堅く利益を獲得したい」「初期費用を抑えた開業をしたい」という方に特に人気なのがハウスクリーニングです。

ハウスクリーニングは無店舗開業が可能で、基本的な掃除用具を一式そろえれば開業でき、在庫を抱えるリスクもありません。

他のフランチャイズと比較しても、かなり初期投資を抑えた開業が実現できます。また、現在は共働き世帯や高齢者世帯も多く、家の掃除が行き届かず悩んでいる方も増えているため、現代のニーズにマッチした業種といえます。

掃除に関するノウハウは研修で細かく教えてもらえるので、初めてでも安心してスタートさせられるのも魅力の1つです。

 

コンビニ

フランチャイズといえばコンビニエンスストアを連想する方も多くいるのではないでしょうか。全国に数多くの店舗を展開しており、圧倒的なブランド力を有している人気の高いフランチャイズです。

特別な広告を出さなくても集客できる点や、小売り系フランチャイズの中でも低資金で開業できる点などから、多店舗展開をめざす方も少なくありません。

しかし、大手チェーンのコンビニの多くは「ドミナント戦略」を採用しているケースが多く、収益が下がるリスクがあることはしっかりと頭に入れておきましょう。

多店舗経営を前提とするのであれば大きな問題とはなりませんが、1店舗のみに特化したやり方では、長期的に安定した収益の維持は難しくなることもあります。

 

無人ゴルフ

インドアゴルフサービスの無人ゴルフは、基本的に自主練場となるため自らが顧客を指導する必要がなく、ゴルフ初心者であっても手が出しやすい業種です。

入会金とサブスク形式の会費となっているので、安定した収入を見込めるのも特徴といえます。

一度入会してもらえれば、退会するまでずっと収入を得ることができ、さらに人件費も必要最低限で抑えられるため利益を出しやすいのもポイントです。

しかし、設備を維持するための費用や初期投資は、他のフランチャイズと比べると大きくかかるという点は注意しなければいけません。

また、無人となるため管理をしっかりと行わなければ、予期せぬトラブルが生じてしまうこともあり、副業など気軽にスタートできる業種ではないことは頭に入れておきましょう。

 

セルフエステ

美容系フランチャイズを検討している方に特におすすめなのがセルフエステです。一般的に美容系の開業は、1,000万円以上の資金が必要なことが多く、自己資金がないという理由で諦めてしまう方も少なくありません。

しかし、フランチャイズであれば自己資金に合わせて経営をすることが可能です。仮に資金が少ない場合でも、機材を減らしたり店舗規模を小さくスタートさせ、徐々に店舗を拡大していくやり方もあります。

さらに、セルフエステは利用者自身が機器を使用して行うため、人件費も最低限ですみます。その一方、機材トラブルなどが起こるリスクは必ずあるので、導入機材に対する情報をしっかりと収集し、もしもの際に対応できるように徹底した準備をしておきましょう。

フランチャイズ経営の本部を選ぶ際に気をつけたい6つのポイント

サイコロポイント

本格的にフランチャイズで開業を検討する際には、上記でお伝えしたようなポイントを重視して業種を決めても、実際どの本部にすべきかまた迷ってしまうことも少なくありません。

フランチャイズ本部は数多くの企業がありますが、同じ業種であっても特徴や体制は大きく異なるため、しっかりと比較することが大切です。

ここで、フランチャイズ経営の本部を選ぶ際に気を付けるべき6つのポイントをお伝えします。

【フランチャイズ本部を選ぶ際に気を付けるべき6つのポイント】

  • 日本フランチャイズチェーン協会に加盟しているか
  • 開業・運転資金が許容範囲内か
  • 本部のサポート体制は十分に整っているか
  • 既存店の収益や初期投資の回収期間はどれぐらいなのか
  • 加盟金やロイヤリティはいくらなのか
  • エリアの制約など出店の条件を確認

 

日本フランチャイズチェーン協会に加盟しているか

1972年に経済産業省によって設立され、国内における健全なフランチャイズの発展を目的とした組織です。

加盟には厳格な条件が定められています。日本フランチャイズチェーン協会に加盟している企業は支援やサポートなど誠実に対応してくれるので、初めてのフランチャイズでも安心できます。

現在、加盟金を回収するだけの悪質な企業も存在しているため、協会に加盟しているかどうかは非常に重要なポイントです。

加盟していない会社はすべて悪質な企業ということではありませんが、フランチャイズ本部を検討する際に迷った場合、1つの判断材料としてチェックしておきましょう。

 

開業・運転資金が許容範囲内か

フランチャイズをスタートさせる際には、必ず開業資金や運転資金が必要です。実際に開業するためにはどのくらいに資金が必要となるのか、事前にはっきりとさせておきましょう。

具体的には、仕入れコスト・保証金・加盟金・店舗の設置費用など、様々なコストが必要です。

また、人を雇う際には人件費、店舗を借りる際には家賃などもかかるため、実際に経営をすすめていくことでどのくらいの資金がかかるのか、必ず明確にしておかなければいけません。

こうした資金の情報は、フランチャイズの説明会などで詳しく説明してもらえるため、その情報を参考に、自分が準備できる資金と照らし合わせながら無理のない計画を立てましょう。

 

本部のサポート体制は十分に整っているか

フランチャイズ経営を成功させるためには、本部からのサポートは必須条件の1つです。支援が薄かったりサポート内容が不十分の場合、経営が上手くいかなくても自分自身でなんとかしなければいけません。

事前研修は行っているか、スーパーバイザーの数や加盟店の比率など、事前にチェックしておきましょう。

特に経営自体が初めてという初心者の場合、本部からの適切なサポートが受けられないのは大きな痛手になります。必要なサポートが受けられる体制は十分に整っているか、よく確認するようにしてください。

 

既存店の収益や初期投資の回収期間はどれぐらいなのか

説明会に参加した際にぜひ確認してほしいのが、既存店の実績や初期投資の回収期間です。加盟店のなかで黒字化しているのはどのくらいの割合となっているか、赤字店舗は何が要因なのかなど、収益に関する情報は細かく収集しておきましょう。

さらに、初期費用の回収期間も欠かせない大切な情報です。回収期間が長ければ長いほどランニングコストが負担となり、資金がなくなって破産してしまうケースも少なくありません。

無理のない経営をするためには、具体的な回収期間についても把握し、無理のない計画が立てられるようにしておく必要があります。

一般的に、初期投資の回収期間は約3年前後が平均となっており、2年程度で回収可能な本部は特に優秀とされています。

もちろんエリアや立地などの条件もあるため、必ず2年で回収可能ということではありませんが、1つの判断基準として頭に入れておきましょう。

 

加盟金やロイヤリティはいくらなのか

フランチャイズの加盟には、必ず加盟金が掛かります。加盟金とは、フランチャイズ本部にオーナーが支払うコストで、加盟時の1回限りとなるため初期費用の1つとして考えておきましょう。

ロイヤリティは、毎月本部に支払うべきコストで、契約する限り必ず支払わなければいけません。ロイヤリティを支払う事で本部からのサポートが受けられたり、ブランド名の使用が許可されることとなるためとても大切なコストになります。

加盟金やロイヤリティは本部側の一存で金額を決めることが可能です。現在、加盟金を低価格で行っているフランチャイズ本部もありますが、その場合、後から広告費や宣伝費などを請求されることも少なくありません。

説明会に参加したタイミングや契約時など、こうした費用面におけるチェックも欠かさず行うようにしてください。

 

エリアの制約など出店の条件を確認

コンビニエンスストアや小規模な飲食店などは、フランチャイズ本部ではなくオーナー側に出店エリアの選択権が与えられることもあります。

しかし、本部との契約によっては必ずしもすべてを自由に決められるとは限りません。出店を検討しているエリアに出店数が決められていたり、あらかじめ出店可能なエリアが決められているケースもあります。

フランチャイズ契約する前に、出店条件についてもよく確認し、希望エリアに出店できるかよくチェックしておきましょう。

まとめ:確実に儲かるフランチャイズは存在しないので自分で見極めることが大事!

幸せ男性

フランチャイズ経営は、開業すれば必ず儲かるということではありません。本部から提供されるノウハウを実践するだけではなく、売上を上げるためにはどのような対策が必要か、集客のために効果的な施策は何かをよく考え行動することが大切です。

参入する業種やフランチャイズ本部は数多く存在しているため、自分に合っているのはどの種類かよく見極めて行いましょう。

また、フランチャイズ経営だからといって全てを本部に任せるのではなく、自分自身が経営者である自覚を強くもつことが、成功させるための大切なカギとなります。

本記事でお伝えした儲けている事例、メリットやデメリット、人気の業種などの情報を参考に、ぜひスムーズなフランチャイズ経営を目指してください。

 

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この記事の信頼性

BBSインターナショナル株式会社 代表取締役 川口 毅

BBSインターナショナル株式会社

代表取締役

川口 毅

2002年、慶應義塾大学経済学部卒、大手広告代理店に入社。
その後メンタルコーチへのキャリアチェンジを経て、
2013年にNBCインターナショナル(株)に入社、フランチャイズの加盟店開発を専業とする。
2016年、同社取締役就任。2018年に事業部を分社化してBBSインターナショナル(株)を設立し、代表取締役就任。
フランチャイズの展開コンサルティングを主軸とし、フランチャイズ本部構築や、新規ビジネスの資金調達支援も行っている。

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